本日7月2日、正式に発表されたXiaomiとMeituタッグの第一弾XiaomiCC9。
発表会の様子を抜粋して発表された事項をまとめます。
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XiaomiCCは更に若者へ向けた新シリーズ
XiaomiCCのターゲットは若者の男女。
Xiaomiの若手スタッフで構成された新チームが開発したスマートフォンで、CC9発表のメインMCは若手の魏氏。
XiaomiCCシリーズのスペックやデザイン
XiaomiCC9
カラーは3種類。白い恋人、深青星球、暗夜王子と一風変わったネーミング。白い恋人は中国でも有名な日本のあのお菓子から取られた名前です。
XiaomiのCEO雷軍氏が「私では思いつかない名前だ」と笑いを誘う場面もありました。
背面から側面にかけて流行りのガラスコーティングがなされています。
コストの問題でコーティングは背面のみで側面のコーティングが省かれることが多い中、CC9ではその点にもぬかりありません。
こちらは「深青星球」の実機。角度によって複雑に模様が変化します。
こちらは「白い恋人」の実機。深青星球ほど派手ではありませんが、まるでオーロラのように模様が変化します。
個人的な感想ではこのカラーが一番人気が出そうです。
ディスプレイは水滴型ノッチのSamsungのAMOLED。
解像度は2340x1080pxのフルHD+。
下部のベゼルの細さに特にこだわっているそうです。
Mi9と同じくディスプレイ内指紋認証搭載。第7世代なので認証制度や速度も申し分ないでしょう。
美しいデザインの他にも滑らかさと軽さと薄さを本体デザインの売りにしています。
厚さは8.67mm、重さは179g。
軽くて薄いスマートフォンを作ることは簡単ではあるけれど、大容量の電池とそれを両立することはとても難しいと前置きした上で発表されたのは
なんと4030mAhという超大容量のバッテリーを搭載。
充電方式は18W。1時間49分でフル充電、30分で43%の充電が可能とのこと。
ここでライバル機種との比較。4000mAhクラスのバッテリーを搭載していながらこの軽さと薄さは他にはないと謳っています。
また、大容量のバッテリーを搭載した上でフロントカメラの性能と薄さと軽さ全てを両立させるためにはポップアップカメラにせずにノッチディスプレイにするのが最良だと判断し、水滴型ノッチになったとのこと。一理あります。
ただ、個人的には軽さと薄さとバッテリー容量のバランスはH社の某機種の方が優れているように思えるのですがそれはまあ置いておいて。
昨今のスマートフォンでは省かれていることが多い通知ランプ。XiaomiCC9はなんと背面のxiaomiのロゴが通知ランプになっています。
XiaomiCCのCCの意味はCamera+Camera。
メインカメラはソニーの48MPカメラを軸としたトリプル構成。フロントカメラも3200万画素という高性能。
他社のフロントカメラとの比較。髪の毛一本一本まで鮮明に写せるフロントカメラ。
売りはその美顔機能。
どちらがXiaomiCC9の美顔機能を使って撮った写真かというクイズ。勿論前者がXiaomiCC9で撮影した写真です。
よく使われている美顔機能付きカメラは補正とともに顔の特徴までなくなってしまうと揶揄しています。XiaomiCC9の美顔機能は「自然に、より美しく」自撮りができるそう。
こちらはCC9開発スタッフをCC9のフロントカメラを使って撮った写真。かわいい。
自撮りを「Mimoji」として変換してくれる機能も。TikTokと提携しているそうで、これで生成したムービーをSNSにアップロードするのは話題を呼びそうです。
メインカメラはSonyの48MPカメラでMi9と同等の性能とのことで、恐らくセンサーはIMX586になっているものと思われます。
取りあえず撮るカメラ。という謳い文句。
こんなにいい撮影環境なのに彼氏が写真を撮れない人だった。そんな場合でも大丈夫と出されたのが上のスライド。48MPで撮って後からトリミングすればいいんです。
また、新開発のAIカメラは曇り空で撮った写真でも天候ごとしまうことが可能。
このように雲を足したり…
天候を自由自在に操ることができます。
超高性能のメインカメラの他は超広角レンズ、もう一つはポートレート撮影用の測距用カメラとなっています。
その他の機能としてXiaomi得意の赤外線リモコン機能や
NFCも搭載。
ハイレゾ再生の認証もしっかりと受けています。
XiaomiCC9のSoCはSnapdragon710。Antutuスコアは160,000前後となります。
Mi9とXiaomiCC9の比較
マイナスポイント
Snapdragon855から710へ。
リアカメラのメインはそのままの性能、サブカメラは少し性能ダウン。
27W充電から18W充電へ
無線充電機能が省略。
プラスポイント
若者に向けた流行のデザイン
32MPの「ありのまま」を撮れる美顔フロントカメラ
4030mAhの大容量バッテリー
通知ランプ
Mi9との比較は以上の通り。あとは価格面ですが…
XiaomiCC9の価格
他社のスマートフォンとの比較を出した上で発表された価格は…
6GB+64GBが1799元(約28,000円)6GB+128GBが1999元(約約31,000円)というXiaomi価格。
K20ProにMi9が食われたのに続き、CC9にMi9SEが食われる形になりました。
これらのお洒落な専用ケースは49元(約800円)で別売りされる予定。
折角の美しいデザインのガラスコーティングなので、透明がおすすめとのこと。
発表はこれでおしまいではなく引き続きCC9eの紹介に。
XiaomiCC9eのスペック
CC9eはCC9の廉価版ですが、ただスペックが落とされているだけではなくきちんと売りも存在し。
サイズはCC9より軽い173.8g、厚さも8.475mmに抑えられています。
それにも関わらずバッテリー容量はCC9と同じ4030mAh。
ディスプレイは6.088インチのSamsungAMOLEDなのですが、解像度が1580x720pxに落とされています。この点だけは残念でなりません。
SoCは世界初となるSnapdragon665が搭載されています。
こちらはミドルエンドの名SoCと名高いSnapdragon660の後継となり、AI性能が2倍に、省電力性能が20%向上しています。
ただでさえバッテリー持ちの良いSnapdragon660からさらに20%省電力性能が上がった上に4030mAhの大容量バッテリーを考えると異次元の電池持ちを誇るスマートフォンになりそうです。
その他にCC9との差異はなく、32MPのフロントカメラと48MPのメインカメラが搭載されています。
指紋認証もCC9と同じ第7世代のディスプレイ内指紋認証。
CC9と同じく側面までしっかりとガラスコーティングが施された背面デザインに
CC9と全く同じカラーバリエーション。
Xiaomi CC9eの価格
4GB+64GBが1299元(約20,000円)
6GB+64GBが1399元(約22,000円)
6GB+128GBが1599元(約25,000円)
となります。
発表会はこれで終わりではなく…
XiaomiCC9Meitu特別版
Meituとはなんぞやという方は↓の記事で軽く触れています。

今回のCC9シリーズはXiaomi×Meitu共同開発の第一弾。
MCはMeituのSEOに移ります。
Meitu特別版のカラーリングは淡いピンクとブルーのグラデーション。気品と親しみを両立した素晴らしいデザイン。
通知ランプを兼ねたロゴもxiaomiではなくmeituとなっています。
Meitu特別版用にカスタマイズされたMIUIが搭載されており、Meituのアプリがプリインストールされていたりもしますがこれは序の口で
フロントカメラ性能がCC9に比べて大幅にアップしており、カメラ機能は全てMeituにより開発されています。
通常版のCC9に比べてさらに自撮り機能が強化されています。
あざとい他社の自撮り美顔機能とMeitu特別版の美顔機能を比べた写真。
他社のスマートフォンで自撮りした写真と比べた様子。
一番右がCC9Meitu特別版で撮った写真。勿論美顔機能を搭載していますが「自然に瑞々しく撮れる」ようになっているようです。
目玉はフロントカメラの暗所性能。0.5LUXという光量で撮影した場合の比較です。
こちらは0LUXという完全な暗闇でディスプレイのライトのみで撮影した写真。
その他、Meitu特別版には映画ポートレートという撮影モードが搭載されており、まるで映画の1シーンのようなポートレート写真が撮れるようになっています。
こちらは通常撮影と映画ポートレートモードの比較。
また、こちらは美顔のみではなく体全体を美しくAI補正した画像。
驚くのは写真のみではなく動画もこのように等身を高く補正してくれること。
流石画像補正のMeituと言ったところ。
XiaomiCC9 Meitu特別版の価格
XiaomiCC9 Meitu特別版は8GB+256GBのみとなり、価格は2599元(41,000円)。SoCはXiaomiCC9と変わらないSnapdragon710。
Xiaomiとしてはやや強気の価格設定ですが、比肩するもののない自撮り性能を考えると十分それだけの価値があると思います。
まとめ
今回3モデルが同時に発表となったわけですが、自撮り性能を第一に考えるのであれば3モデルとも「悩むまでもなく買い」なスペックと価格に仕上がっています。
全モデル素晴らしい価格とスペックのバランスではあるのですが、惜しむらくはCC9eの解像度が1580x720pxという点。
多少高くなってもいいからこれが2340x1080pxであったら老若男女問わず、ミドルエンド市場では天下を取れる可能性があったのではないでしょうか。
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