1月10日に開催されたRedMi(紅米)の新作発表会。
その中で、中国のみならず世界でも人気のあるRedMi noteシリーズの最新作、RedMi note7が発表されました。
発表されたスペックをまとめて紹介していきたいと思います。

▲実機が届いたのでレビューしました。
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RedMi noteシリーズとは
Xiaomiのコストパフォーマンスグレード、RedMi(紅米)
RedMi noteはその中でも最上級のモデルで、ハイグレードの無印Mi(小米)グレードに迫る性能になっています。
コストパフォーマンスに優れたRedMiグレード。様々な面でコストが抑えられており、実用性と値段の釣り合いが高いレベルで取れているため、ミドルエンドの中華スマホの中でも特に人気の高いモデルになっています。
今回のRedMi note7は2018年に発売されたRedMi note5、RedMi note6proの後継モデルで、2019年版のRedMi noteということになります。
RedMi note7のスペック
比較用にRedMi note5のスペックも併記しています。
RedMi note7 | RedMi note5 | |
SoC | Snapdragon660 | Snapdragon636 |
ディスプレイ | 2340 x 1080 FHD+ 6.3インチ 水滴型ノッチ |
2160x1080px 5.99インチ |
メモリ | 3GB/4GB/6GB | 3GB/4GB/6GB |
ストレージ | 32GB/64GB | 32GB/64GB/128GB |
メインカメラ | メイン:4800万画素 Samsung GM1センサー サブ:500万画素 |
メイン:1200万画素 サブ:500万画素 |
フロントカメラ | 1300万画素 | 1300万画素 |
バッテリー | 4000mAh | 4000mAh |
サイズ | 159.21×75.21×8.1mm | 158.6×75.4×8.05mm |
重量 | 186g | 181g |
対応バンド | GSM:2/3/5/8 CDMA 1X/EVDO:BC0 WCDMA:1/2/5/8 TD-SCDMA:34/39 TDD-LTE:34/38/39/40/41 (100MHz) FDD-LTE:1/3/5/7/8 |
GSM:2/3/5/8 CDMA: 1X/EVDO:BC0 WCDMA:1/2/5/8 TD-SCDMA:34/39 TD-LTE:34/38/39/40/41 FDD-LTE:1/3/5/7/8 |
その他 | SDカード対応 背面指紋認証 |
SDカード対応 |
価格 | 3GB+32GB:999元 4GB+64GB:1199元 6GB+64GB:1399元 |
3GB+32GB:1099元 4GB+64GB:1399元 6GB+64GB:1699元6GB+128GB:1699元 ※後発。発売タイミングで 下位は値下げされました |
発売日 | 2019年1月 | 2018年3月 |
ディスプレイ、本体デザイン
ディスプレイは6.3インチの大画面の水滴型ノッチデザイン。
もちろん解像度はフルHD+となる2340x1080px。
▲Xiaomiおなじみの真円に近いポップな水滴型ノッチ。
▲背面は流行のガラスボディとなっており、高級感のある光沢を放っています。
勿論しっかりと指紋認証センサーも搭載されています。
▲今後RedMiは独立ブランドになるということで、Redmiのロゴが付くことになりました。
カラー
カラーラインナップは3種類。
▲オーソドックスなつやありブラック
▲グラデーションブルー
▲グラデーションレッド
グラデーションデザインは2019年も流行が続きそうです。
SoC
▲スマートフォンの心臓部分、性能の大半を決めるSoC。
こちらにはSnapdragonのミドルエンドモデル、Snapdragon660を搭載しています。
ミドルエンドとはいえ、Snapdragon660は一昔前のハイエンドSoC並の性能があるので、重いアプリケーションを動かさない限り、殆どストレスなく操作が可能です。
Xiaomi発表のRedMi note7のantutuスコアは144599とのことです。
カメラ
▲RedMi note7の大きな売りになっている4800万画素のカメラ。
メインカメラにはSamsungの最新センサーGM1が採用されています。
▲等倍だと豆粒のような小ささの文字でも、拡大することでここまではっきり見えるようです。
▲また、夜景撮影性能で高い評価を受けているMi MIX3のエンジンが移植されており、三脚なしでも夜景が綺麗に撮れるとのこと。
メモリ、ストレージのラインナップ
3GB+32GB、4GB+64GB、6GB+64GBの三種類で、128GB以上のストレージを搭載したモデルはありません。4800万画素のカメラということで、32GB、64GBのストレージではフルサイズで写真を撮影するとすぐにパンクしてしまいそうです。
256GBまでのSDカードが使用できるので、写真はSDカードに保存して下さいね。ということでしょうか。
ただし、SIMカード、SDカードのうちから2枚しかセットできないため、SDカードを使用する場合はデュアルSIMを諦めることになります。
ここは少し残念なポイント。
※RedMi note5の前例からすると、今後128GBストレージのモデルがラインナップに追加されることも十分に考えられます。
バッテリー
4000mAhの大容量バッテリーを搭載。
USB-TypeCコネクタを使用して充電します。
高速充電規格QuickCharge4にも対応しているので、バッテリー方面でストレスを感じることはほぼないと言えるでしょう。
ただ、同梱される充電器は5V2AのQuickCharge1.0規格のものとなります。最大効率で充電したい場合は充電器を別途購入する必要があります。
対応バンド
FDD-LTE:1/3/5/7/8
TDD-LTE:34/38/39/40/41(100MHz)
と、やや貧弱。日本で使用する場合はSoftbank系のMVNOSIMを使用するのがよさそうです。
その他
▲他社は1年保証が標準なのに対し、18ヶ月のメーカー保証が付いています。
耐久性に絶対の自信があるということでしょうか。
▲スマートフォンの弱点となる角の部分に耐久性を持たせる設計で、落下の衝撃にも強くなっています。
また、最近では省かれることの多いイヤフォンジャックも引き続き搭載されています。
価格
ここまで見てきて気になるのがその価格。
3GB+32GBが999元(約16,000円)
4GB+64GBが1199元(約19,000円)
6GB+64GBが1399元(約22,000円)
と、かなり手頃な価格になっています。
発売日
2019年1月15日より中国内で販売開始となります。
現在、公式サイトにて100元の前金を支払う形の予約が始まっており、予約さえしてしまえば発売日から数日で確実に手に入れることができるようになっています。
ただ、こちらは中国バージョンですので、中国以外で使用する場合はグローバルバージョンの登場を待つことをおすすめします。
感想とまとめ
Snapdragon660を搭載しているにも関わらず1000元(約16,000円)を切る価格で発表されたことにびっくりしました。ついにここまで来たかというのが率直な感想。
また、ミドルエンドモデルでは、ハイエンドモデルとの差別化のため意図的に落とされることが多いカメラ性能。ここまで大々的に発表するということは、よくある「解像度詐欺」ではなく、RedMi note7のカメラは十分実用的でハイレベルに仕上がっていることでしょう。
カメラに光学手ブレ補正がついていないのは残念ですが、価格を考えれば仕方なし。
それでも昼間であればハイエンドモデルと何が違うの?クラスの写真が撮れるであろうことや、対応バンド以外に突っ込むポイントも見つからないことから
3GB+32GBの999元(約16,000円)
4GB+64GBの1199元(約19,000円)
6GB+64GBの1399元(約22,000円)
というのは安すぎるように感じます。
比肩するものはないコストパフォーマンスのスマートフォンということで、例年通り2019年も、RedMi note7が流行るのは間違いないでしょう。
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コメント
自分もついにここまできたかというハイコスパさに驚らかされましたw グローバル版やミドルハイ機でも採用されてきているROM128GBがないということは、少し経てばproとして構成にもう少し手を入れられて登場する可能性ありですかね?w
はい。それは間違いないと思います。
上位モデルではSoCとストレージ容量が変更されるんじゃないかと見ています。
Redmi noteシリーズは、国によってはあるモデルだけ販売されなかったりしてナンバリングが飛ぶこともある複雑なシリーズです。
名前がRedmi note7proになるのか、note8になるのか、はたまたnote8proになるのかは分かりませんが、2019年にnote7の上位モデルが出るのは間違いないでしょう。