5月28日に開催されたRedmiの新作発表会にて、Redmi K20とK20 Proの全貌が明らかになりました。
真フラッグシップキラーを名乗るRedmi K20シリーズ。
そんな肩書に恥じない、これまでのRedmiとは一線を画す機種に仕上がっています。
今回は公式に発表された情報を、K20とK20Proの違いをメインにまとめていきたいと思います。
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Redmi K20とK20Proのスペックシート
Redmi K20 | Redmi K20Pro | |
発売日 | 2019年6月 | 2019年6月 |
SoC | Snapdragon730 | Snapgragon855 |
RAM | 6GB/8GB | 6GB/8GB LPDDR4X |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB | 64GB/128GB/256GB |
ディスプレイ | AMOLED 6.39インチ 2340×1080(px) 403PPI 全面ディスプレイ |
AMOLED 6.39インチ 2340×1080(px) 403PPI 全面ディスプレイ |
バッテリー | 4000mAh 18W高速充電 |
4000mAh 27W高速充電 |
メインカメラ | 1.広角4800万画素 IMX582 2.望遠800万画素 3.超広角1300万画素 |
1.広角4800万画素 IMX586 2.望遠800万画素 OV8856 3.超広角1300万画素 S5K3L6 |
フロントカメラ | ポップアップ式 2000万画素 |
ポップアップ式 2000万画素 |
サイズ |
156.7×74.3×8.8mm |
156.7×74.3×8.8mm |
重量 | 191g | 191g |
SIMスロット | デュアルSIM | デュアルSIM |
認証方式 | ディスプレイ内指紋認証 フェイスアンロック |
ディスプレイ内指紋認証 フェイスアンロック |
イヤフォンジャック | あり | あり |
スピーカー | モノラル | モノラル |
対応バンド | LTE FDD:B1/B3/B5/B7/B8 LTE TDD:B34/B38/B39/B40/B41 注:LTE B41(2535 – 2655 120MHz) WCDMA:B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA:B34/B39 CDMA EVDO:BC0 GSM:B2/B3/B5/B8 CDMA 1X:BC0 |
LTE FDD:B1/B3/B5/B7/B8 LTE TDD:B34/B38/B39/B40/B41 注:LTE B41(2535 – 2655 120MHz) WCDMA:B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA:B34/B39 CDMA EVDO:BC0 GSM:B2/B3/B5/B8 CDMA 1X:BC0 |
Wifi | MU-MIMO | WiFi 2×2 MIMO |
GPS | L1+L5デュアルGPS | |
価格 | 6GB+64GB:1999元 6GB+128GB:2099元 8GB+256GB:2599元 |
6GB+64GB:2499元 6GB+128GB:2599元 8GB+128GB:2799元 8GB+256GB:2999元 |
K20については詳細が発表されていない部分もあります。
K20シリーズの最大の特徴は全面ディスプレイ
K20シリーズは2モデル共にポップアップ式のフロントカメラを搭載することで、Mi MIXシリーズと同じように全面ディスプレイデザインとなっています。
K20はノッチ、K20Proは全面ディスプレイといったような差別化はせずに「わざわざ製造ラインを増やし、コストを上げてまでする差別化に何の意味があるのか。」という意思が見て取れます。
その他、2モデル共本体の大きさや重さ、カラーも全く同じ。
SoC
K20ProはSnapdragon855
上位モデルのRedmi K20Proは、現時点で最上位のSoCであるSnapdragon855を搭載しています。
基本性能においては他に比肩するものがない、文句なしの最高性能のスマートフォンといえるでしょう。
K20はSnapdragon730
下位モデルのK20にはSnapdragon730を搭載。
こちらは発売されたばかりの最新ミドルハイエンドSoCで、Antutuスコアは約210,000となっています。
これは2世代前の最上位SoCであるSnapdragon835とほぼ同じスコア。
用途を選ばずに使え、場合によってはオーバースペックの十二分に実用的な性能。
カメラ
カメラはK20、K20Pro双方トリプルカメラとなっています。
メインカメラはSonyの最新センサーのIMX586を搭載しており、48MP撮影に対応した超高性能カメラとなっています。
サブに2倍の望遠カメラと超広角カメラという構成は両モデルとも共通となっています。
ただし、光学手ブレ補正は搭載されていないようなので、暗所での撮影性能には不安が残ります。
バッテリー
K20、K20Pro共に4000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。
充電規格で差別化がされており、K20は18Wまでの充電に対応。
K20Proは27Wという超高速充電に対応しています。
あくまで対応しているだけで、付属の充電器は18Wのものとなり、27W充電器は別売りになります。
第7代ディスプレイ内指紋認証
Redmi K20シリーズにも勿論ディスプレイ内指紋認証に対応しています。
ディスプレイ内にレンズの付いた第7代指紋認証ユニットが搭載されており、感光面積が100%向上しているとのことです。
ちなみにMi9は第5代ディスプレイ内指紋認証となっているので、Mi9より認証速度や精度が上がっているのは間違いないでしょう。
Redmi K20とK20Proの違い
現在公式に明らかになっている情報では、この2モデルの違いは
SoC、バッテリーの充電規格、GPS規格、Wifi規格、(カメラ?)のみとなっており、その他のデザインは全く同じになっています。
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Redmi K20とK20Proの価格
Redmi K20
モデル | 人民元 | 日本円換算 |
6GB+64GB | 1999元 | 32,000円 |
6GB+128GB | 2099元 | 33,000円 |
8GB+256GB | 2599元 | 41,000円 |
8GB+256GBモデルはK20Proの価格帯に入ってしまい、やや割高な印象になってしまうので、買うのであれば6GB+128GBモデルでしょうか。
Redmi K20Pro
モデル | 人民元 | 日本円換算 |
6GB+64GB | 2499元 | 40,000円 |
6GB+128GB | 2599元 | 41,000円 |
8GB+128GB | 2799元 | 44,000円 |
8GB+256GB | 2999元 | 47,000円 |
K20Proは6GB+128GBモデルか、8GB+128GBモデルが狙い目でしょうか。
8GB+256GBになると3000元と、他社のハイエンドモデルも視野に入る価格になりますが、この価格帯のものはノッチデザインになっている場合が多いので、全面ディスプレイに重きを置くのであれば、8GB+256GBも十分候補に入ってくると思います。
フラッグシップキラーOnePlus7との比較
フラッグシップキラーOnePlus、それに対抗し真フラッグシップキラーを名乗るK20Pro。
Snapdragon855を搭載したOnePlus7は8GB+256GBモデルが2999元(約47,000円)なので、完全に同価格となります。
対応バンドの広さやUFS3.0ストレージ、光学手ブレ補正機能が付いたカメラを備えたOnePlus7と、超広角カメラとポップアップフロントカメラによって全面ディスプレイを実現したRedmi K20Pro。
どちらも甲乙付け難いのですが、同世代であれば常にOnePlusよりやや安めの価格設定となっていたXiaomiのスマートフォン、真フラッグシップキラーを名乗るのであればもう一声、できれば今より更に200元程度安く発表されていればと少し残念に思います。
発売日
現在前金100元(約1,600円)を支払う形での予約が始まっており、予約者から順に6月6日から発送になるとのことです。
Redmiとして、これまでになかったコンセプトの機種
今年の頭からXiaomiから分化し、独自ブランドとなったRedmi。
Redmiとして分化後、新Redmiとして既に数機種が発売されていますが、今までのRedmiと何ら変わらないコンセプトの機種ばかりでした。
それらと違って今回のRedmi K20とK20Proは、Xiaomiの看板であるMiシリーズやMi MIXシリーズと同じ領域に存在し、これまでのRedmiとしてはありえないデザインと価格設定になっているので、独自ブランド化した本当の理由がここに込められているような気がします。
それについてはこの記事の趣旨とは掛け離れてしまうので、追ってそのあたりを掘り下げた記事を書いていこうと思います。
(5/30追記)書きました↓

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コメント
フラッグシップキラーを名乗っていたOneplusがフラッグシップになってしまった今(ミイラ取りがミイラになった)、Xiaomiの凄さが改めて実感できる気がします。
3.5mm付いてるの本当にありがたい…
ご返信遅れ申し訳ございません。
イヤフォンジャックが付いているのは本当に嬉しいですね!
最近ではイヤフォンジャック端子は省かれる傾向にありますが、廃止するのであれば遅延のないBluetoothイヤフォンをバンドルしてからにしろ!とよく思います。