POCOPHONE F2 Proが発売されました。
前作POCOPHONE F1は2018年に発売され、当時のハイエンドSoCであるSnapdragon845を搭載していながらも35,000円弱という価格、さらに安心のXiaomiブランドということもあり話題を呼びました。
POCOPHONE F2 Proはその正当な後継機種となります。
名機種中の名機種だったF1の後継ということで発売を待ち焦がれていた人もきっと多いはず。
そんな人達の期待を裏切るかのように発売されたPOCOPHONE F2 Proは、中国で既に販売されているRedmi K30 Proのほぼリネームバージョン。というオチでした。
とはいえRedmi K30 Pro自体が5G対応のハイエンド機種の中では飛び抜けて安いため、ハイエンドにも関わらず安いというPOCOPHONEのコンセプトはしっかりと継承されています。
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スペック
POCOPHONE F2 Pro | |
SoC | SnapDragon865 |
RAM | 6GB(LPDDR4X)/8GB(LPDDR5) |
ストレージ | 128GB/256GB(UFS3.1) |
ディスプレイ | 6.67インチ AMOLED リフレッシュレート60Hz サンプルレート180Hz |
解像度 | 2400×1080 |
バッテリー | 4700mAh |
リアカメラ | 1.64MP メインカメラ センサーサイズ1/1.7インチ Sony IMX686 2.13MP 超広角カメラ 123度 3.5MP テレマクロカメラ 4.2MP ポートレートカメラ |
フロントカメラ | ポップアップ式 20MP |
サイズ | 163.3 x 75.4 x 8.9mm |
重量 | 219g |
SIMスロット | デュアルSIM |
イヤフォンジャック | あり |
対応バンド | 5G:n77/n78 FDD-LTE:1/2/3/4/5/7/8/20/28 TDD-LTE:38/40/41 |
Redmi K30 Proとの違い
Redmi K30 Proでは128GBストレージが転送規格がUFS3.0だったのですが、POCOPHONE F2 ProではUFS3.1になっていたり、対応バンドが違っていたりと若干の違いはありますが、基本的に同じ機種と言っていいでしょう。
また、POCOPHONE F2 ProにはLiquidCool Technology 2.0と名付けられた冷却機構が搭載されています。
一方Redmi K30 Proも非常に冷却性能に優れた機種で、プロモーションでもその冷却機能をアピールしています。
これら2機種の冷却機構が同一のものなのか全くの別物なのか、誰かの殻割り待ちですね。
デザイン
▲X形に並んだカメラが印象的なデザインで、カラーは全4種。
電源ボタンがアクセントとして赤くなっているのが特徴です。
ディスプレイ
ディスプレイは解像度2400×1080、6.67インチのAMOLEDフラットディスプレイ。
フロントカメラがノッチでもパンチホールでもないポップアップ式なので、完全に全面をディスプレイとして利用可能です。
▲画像を見ると分かるように他のハイエンドモデルと比較すると太めのベゼル。
ベゼルの太さはフラットディスプレイであることと相まってゲームをする場合はプラスに働きそうです。
エッジディスプレイや細いベゼルの機種だと端の部分を操作するのに難儀します。
リフレッシュレートは60Hz
POCOPHONE F2はサンプルレートこそ180Hzですが、リフレッシュレートは60Hzです。
ゲーミングスマートフォンとして考えると若干ちぐはぐな印象。
Redmi K30 Proの時に散々酷評された部分だったので、多少高くなってもいいから90Hzのパネルに変更してもらいたかったところです。
60Hzディスプレイと90Hzディスプレイでは使用感に大きな違いが出ます。
カメラ
カメラはメインカメラ+テレマクロカメラ+超広角カメラ+ポートレートカメラというクアッド構成。
最大64MPで撮影できるメインカメラにはSonyのイメージセンサーIMX686が搭載。
他に、まるで顕微鏡で覗いているかのような写真が撮れると謳うテレマクロカメラが大きな特徴になっています。
光学手ブレ補正は非搭載
残念ながら光学手ブレ補正機能は非搭載です。
価格や上位モデルとの差別化を考えると仕方ありません。
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バッテリー
バッテリーは4700mAhという超大容量。さらには30Wの高速充電も可能です。
リフレッシュレートが60Hzなこと、さらには他機種と比べても容量が大きいため、実質的な航続時間に関しては今季のハイエンドモデルの中でもトップでしょう。
本体サイズ
本体サイズは163.3mm x 75.4mm x 8.9mm、重量は219gとなっており、他機種と比べてもかなり大きく重いです。
私も実際何回かRedmi K30 Proを触る機会がありましたがかなりの重量感とサイズ感でした。
通信規格
POCOPHONE F2 Proは5G対応のスマートフォン。
n77/n78の両バンドにしっかり対応しています。
価格
ヨーロッパでの定価は
モデル | ユーロ | 日本円換算 | ドル換算 |
6GB+128GB | 499ユーロ | 約58,000円 | 約540ドル |
8GB+256GB | 599ユーロ | 約69,000円 | 約650ドル |
となっており、価格破壊もいいところだった前作POCOPHONE F1に比べると若干高め。
とはいえ5G対応機種であることを考えると仕方ないのでしょう。
まとめ
ディスプレイの項で述べたようにフラットなディスプレイである点、ベゼルも広めである点からSnapdragon865を搭載した安価なゲーミングスマートフォンとしては最高峰と言えるのではないでしょうか。
この機種が買いかどうかはこの機種のリフレッシュレート60Hzをどう捉えるかだと思います。
なにしろ他のハイエンドモデルは軒並み90Hz以上の高リフレッシュレートディスプレイを搭載しているので。
私はゲームは60FPS出ていれば十分派なので、ゲーム用として買うならPOCOPHONE F2 Proは十分あり。
ただし、スクロール等通常時の操作時においてリフレッシュレートは快適さに直結するので、普段使いの快適さは90Hz以上の機種には遠く及びません。
購入先
リクエストがあったので、別のページで最安値情報の比較をまとめています。

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