こちらの記事は以下の記事の続きです。

一週間使い倒してみたので引き続き詳細をレビューしたいと思います。
スポンサーリンク
スペック
OnePlus8 Pro | |
SoC | SnapDragon865 |
RAM | 8GB/12GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB/256GB UFS 3.0 |
ディスプレイ | 6.78インチ リフレッシュレート120Hz 曲面ディスプレイ |
解像度 | 3168×1440 |
バッテリー | 4510mAh Warp Charge 30W充電 30W無線充電 |
リアカメラ | 1.メインカメラ SONY IMX689 4800万画素 2.望遠カメラ SONY IMX586 800万画素 3倍ズーム 3.超広角カメラ 120度広角 4.カラーフィルターカメラ |
フロントカメラ | SONY IMX471 1600万画素 パンチホールカメラ |
サイズ | 165.3×74.3×8.5(mm) |
重量 | 199g |
SIMスロット | デュアルNanoSIM |
認証方式 | ディスプレイ内指紋認証 フェイスアンロック |
イヤフォンジャック | なし |
対応バンド | GSM:GSM850,GSM900,GSM1800,GSM1900 WCDMA:B1,B2,B4,B5,B8,B9,B19 CDMA:BC0 LTE-FDD:B1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26 LTE-TDD:B34,38,39,40,41 5G:n1,n3,n41,n78,n79 MIMO:LTE:B1,3,41 ;NR:n1,n3,n41,n78,n79 |
ディスプレイ
OnePlus8 Proはディスプレイ性能に心血が注ぎ込まれた機種と言えます。
▲上下左右のベゼル幅はこんな感じ。
フロントカメラのパンチホール部分を除きほぼ全面ディスプレイになっており、左右のベゼルは特に狭く、ほぼノンベゼルと呼べる程。
フロントカメラのパンチホールもかなり小さいので邪魔に感じたり気になることは私の場合ありません。
120Hzのリフレッシュレートに対応
とにかくぬるぬる動きます。
リフレッシュレート120HzのOnePlus8Proをしばらく使った後に90Hzの機種を触ると若干のカクつきを感じる程。
90Hz→120Hzの間は60Hz→90Hz程大きな違いはありませんが、それでも一度このリフレッシュレートに慣れてしまうと90Hz以下の機種を使う気になれません。
▲120Hzでの動作は電池の消耗が激しくなるので、設定で60Hz動作に変更することもできるのですが、60Hz設定にすると処理落ちしているように感じて操作自体にストレスを感じるので120Hz設定以外の選択肢はないかなあといった感じ。
最大3168×1440の解像度
▲ディスプレイ解像度は最大3168×1440に設定することができます。
ただし今現在、アプリやコンテンツは横幅が最大1080pxに合わせて設計されているものが殆どなため、この解像度が活躍できる機会はあまり多くありません。
▲Youtubeアプリは1440pでの再生が可能。
3168×1440設定にした場合、特にフォントがシャープで綺麗になりますがあくまで些細な違いなので、バッテリー持ちを犠牲にしてまで高解像度にこだわる必要はないと思います。
ということで私はFHD+モードで運用しています。
鮮やかな発色
▲クリックで拡大します。
ブリリアントディスプレイと銘打たれたディスプレイの発色は非常に鮮やか。
今期の他社フラッグシップモデルのスマートフォンを色々触って歩き回りましたが、ディスプレイの綺麗さではOnePlus8 Proが頭ひとつ抜けています。
特に白と黒の表現が非常に美しく、文字やアイコンの視認性も高くなっています。
▲デフォルトでは去年くらいから流行り出した自然で優しい色味に設定されていますが、ある程度自由に調整可能です。
直射日光下での視認性
最高輝度が非常に高いAMOLEDということで直射日光下でのディスプレイの視認性も最高レベル。
▲カンカン照りの日中での撮影。
指紋が汚くて申し訳ないのですが、指紋がこれだけ映り込む光量の元、これだけの視認性を確保できているのは素晴らしく外での使用も全く問題ありません。
OnePlus8 Proからの新機能
▲その他にもディスプレイ方面の新機能が豊富。モーショングラフィックスのスムージング機能は面白いです。動画の一部分だけがいきなりぬるっと動いたりします。面白いけどびっくりするのでオフにしました。
▲快適な色合い機能。暗い場所では暖色に、明るい場所では寒色に色合いが変化していきます。視認性は高まるのかもしれませんが、色味が露骨に切り替わっていくのは気になるのでOFFにしています。
ディスプレイに関する新機能は現時点では蛇足といった印象。今後実用的なレベルに改善されていくことを期待。
ディスプレイの評価は100点満点中120点
公式のOnePlus8Proプロモーションでもまず第一にディスプレイが紹介されています。それくらい自信のあるディスプレイだということでしょう。
本当に素晴らしい発色な上にぬるぬる動きます。
眺めているだけで楽しく、操作していても指に吸い付いてくる感触で、これに慣れると前世代の機種には戻れないレベル。
ベゼルも細いので、高解像度の画像を表示させた状態で手に持ってみると、スマートフォンではなく写真をそのまま手に持っているような錯覚に陥ります。
ブラウジングをしていてもゲームをしていても、触っているだけでなんだか楽しくなってしまう。それくらい完成度の高いディスプレイ。恐らく今期のフラッグシップ機種のディスプレイの中でもOnePlus8 Proのものが一番性能が高いディスプレイに仕上がっていると思います。
サイズ
6.78インチという大型ディスプレイを搭載しているにも関わらず、ベゼルが狭いため165.3×74.3×8.5mmというサイズに収まっており、重さも199gとかなり頑張っています。
▲ケースを付けて手に持った時のサイズ感。
長さこそ165.3mmと縦長なのですが、横幅が74.3mmと小さいので縦持ち時は非常に快適です。
片手持ちをした場合、横幅の大きさは親指がディスプレイのどこまで届くかに直結する要素なので小さければ小さい程良し。
左右ノンベゼルと言えるOnePlus8 Proはこのディスプレイサイズのスマートフォンとしてはほぼ究極の使用感。
しかし横持ち時はどうかというと…
▲私は動画を観る時はこんな持ち方をしています。この写真でもしんどさが伝わると思いますが
▲裏はこんなことになってます。
いつ落とすかヒヤヒヤもの。
私の手はそれほど大きくありませんが、例え手が大きくても横持ち片手グリップを安定させるのは難しいのではないでしょうか。
また、私はズボンの前ポケットがスマートフォンの定位置になっているのですが、ポケットにOnePlus8 Proを入れた状態ではつっかかってしゃがめません。いや、冗談抜きで(笑)
横幅が小さいのは素晴らしいのですが、長さももう少しなんとかならなかったのでしょうか。
でも縦持ちは非常に快適なので総合的にこのサイズ感は大いにアリです。
SoC
OnePlus8 ProはQualcommの最新SoC、Snapdragon865を搭載しています。
ハイエンドSoCなので動作は快適そのもの、もたつきカクつきとは全くの無縁です。
Antutuスコア
▲Antutu Benchmark8.3.2の計測結果。
負荷のかかるゲームをしない限りはオーバースペックなのですが、QHD+の解像度やリフレッシュレート120Hzでの安定動作に少なからず寄与しているんじゃないかと思います。
OnePlus8 Proを触る前は、別段前世代のSnapdragon855 Plusがカクついているように感じなかったのですが、同じ動作をさせてみると明らかにOnePlus8 Proの方が滑らかで、動作速度に大きな違いがあります。(勿論ディスプレイのリフレッシュレートの差は抜きで。)
RAMはLPDDR5規格のものが採用されており、そちらも勿論快適性に貢献されているものと思われます。
▲ついでにストレージのベンチマークも。びっくりするくらい早いです。
リフレッシュレートが上がることで少なからずGPUとCPUの負荷が増えるため、購入時はSnapdragon855 Plus機より動作が遅くなるんじゃないかと考えていたのですが、それは完全に杞憂でした。
120Hzのリフレッシュレートに加えてSnapdragon865、更にはメモリやストレージ周りも高速と、総合的な性能で見るとOnePlus8 Proは今期のフラッグシップモデルの中でも最高の性能を持っています。
バッテリー
4510mAhの大容量バッテリーを搭載しているOnePlus8Pro。ですが、ディスプレイが大型化したことやリフレッシュレートが高くなったことによって実際の電池持ちは従来のハイエンド機とほぼ同じといったところ。
私の使い方だと一日持ちはしますが、決して手放しで安心して一日使用できるレベルではありません。
ディスプレイをOFFにしていれば殆どバッテリーは消耗しないのですが、ディスプレイを頻繁にONにするとみるみるうちにバッテリーが減っていきます。
流石電池喰いの大画面ディスプレイといったところでしょうか。
▲ほぼ満充電で家を出て結構ハードに使ってこれくらいの消耗。航続時間は10時間程度と想定しておくとよさそうです。
※2376×1080 120Hzモード
WarpCharge
OnePlus8 Proでは30W充電 WarpChargeが使用できます。
▲丁度1時間で0%から100%までの充電が可能でした。
無線充電
OnePlus8 Proは無線充電にも対応しました。
充電速度は最大30Wと有線充電のWarpChargeと同じ速度。
ただ、30Wで充電したい場合は別売りの専用充電器を購入する必要があります。
▲北米での専用充電器の価格は69.95ドル(約8,000円)
▲中国での専用充電器の価格は299元(約5,000円)
でも発売日に即売り切れ。
▲早速taobao.comで転売されており、その価格は398元(約6,000円)
おーいどうなってますの。
こうなることは発売前から予測できていたし転売屋から買うのは屈辱極まりないので、有線充電器とセットで無線充電器も同梱して欲しかったです。
防水対応
IP68等級の防塵防水仕様になっています。
簡単に言うと多少であれば水没させても大丈夫!という等級。
これまでのOnePlusシリーズも防水性能は比較的高かったのですが、今回ついに認証を取得した感じですね。
OnePlus8 Pro1時間入浴しても全く問題ないです。流石に水中ではタッチは効きません pic.twitter.com/VkXLQfQr0D
— ゆるちな (@yuruchina) May 6, 2020
深さは浅いのですが、一時間水中に漬け込んでみました。全く問題ありません。
カメラ
▲カメラUI。OnePlusお馴染みのデザインです。Googleレンズを直接呼び出せるのは便利。
▲0.6倍の超広角から30倍のズームまで仮想ダイヤルを回すことで切り替えることができます。
▲撮影モードはこんな感じ。新機能として赤丸を付けたところからカラーフィルターを設定できます。
カメラはメインの広角カメラ+超広角カメラ+望遠カメラ+カラーフィルターカメラのクアッド構成。
メインカメラ
超広角カメラ
望遠カメラ
メインカメラ
メインカメラのセンサーはSONY IMX689。1/1.4インチの大型イメージセンサーを搭載しているだけに特に暗所での撮影性能が向上しました。
※以下全てHDRオン、オートモードで撮影した写真です
▲OnePlus8 Proで撮影 ISO-5000 露出時間1/7秒
▲OnePlus7Tで撮影 ISO-6400 露出時間1/7秒
縮小しているので違いが分かりづらいのですが、それでもOnePlus8 Proの方が細かく表現できています。
▲違いが分かりやすいように元画像の同一部分を拡大。左がOnePlus8 Pro、右がOnePlus7T
▲もう一枚OnePlus8 Proで撮影した夜景。ISO-3200 露出時間1/10秒
原寸だと遠くの標識の文字が読めるくらいです。
▲日中の撮影においてはもはや言うまでもない感じ。
OnePlus7Tと比較して背景がボケやすくなったことの他に、色味とコントラストがかなり優しくなりました。
▲OnePlus8 Proで撮影
▲OnePlus7Tで撮影
▲OnePlus8 Proで撮影
▲OnePlus7Tで撮影
この色味の差はかなり好みが分かれそうです。
▲その後色々写真を撮って回ってみましたが、OnePlus8 Proのカメラは赤系が若干苦手な印象。
赤を持ち上げすぎて輪郭まで飛んでしまっているOnePlus7Tのカメラと比べるとOnePlus8 Proのカメラは輪郭がはっきりしており自然な写真が出力されるのですが、もうちょっとどうにかならなかったのか、というのが正直な感想。
なにしろ素人がPhotoshopでちょっといじるだけでOnePlus8 Proのオート出力を凌駕する写真が出来上がるくらいなので。
これは完全にソフト側の問題なので今後のアップデートに期待です。
※5月初めの時点でDxOMarkにOnePlus8 Proのフルレビューが来ていないのはOnePlusのカメラ最適化が済んでいないからだと思われます。
超広角カメラ
超広角カメラのイメージセンサーにはSONYのIMX586が採用されており、こちらは前世代機のメインカメラによく搭載されていたもの。
▲こちらはメインカメラで撮影した写真
▲同じ場所で超広角カメラで撮影した写真
日中であれば普通に綺麗な写真が撮れます。
超広角カメラの性能が上がったことで、通常モードで撮影していても、被写体に近寄った場合に自動的に超広角カメラに切り替わってくれるようになりました。
▲等倍での撮影ですが、ここから被写体に近寄っていくと…
▲メインカメラでピントが合わなくなる付近まで近づくと自動的に超広角カメラに切り替わります。
もちろんメインカメラの方が画質は綺麗なので、メインカメラでギリギリピントが合う距離を攻める場合は手動でこの機能をオフにすることもできます。
OnePlus8 Proは超広角カメラでも夜景撮影ができるようになりました!という触れ込みでしたが、超広角カメラでの夜景撮影性能はお察し程度。
▲流石に無理がありましたね。残念。
望遠カメラ
望遠カメラは光学手ブレ補正機能を搭載した光学3倍ズーム。
手ブレ補正は非常に強力で、デジタルズームで10倍まで拡大した状態でOnePlus8 Pro自体を上下に揺らしても被写体が殆ど揺れないほど。
ただ、3倍という倍率は光学5倍ズームを搭載している機種も多い中、若干の物足りなさはあります。
OnePlus8 Proは望遠モードでの撮影時であっても、近めの被写体に対してはメインカメラの画像がデジタルズームされて出力され、遠目の被写体に対しては自動的に望遠カメラに切り替わります。境は大体3メートル程度でしょうか。
宣伝ではメインカメラと超広角カメラばかりがフィーチャーされていましたが、望遠カメラも十分に高性能です。
▲試しに撮った2枚。左は望遠カメラ、右はメインカメラで撮影。
▲同一部分の拡大。
▲近めの被写体を望遠カメラで撮影したもの。
画質もそれなりです。流石にメインカメラとは比べ物になりませんが、それでも十分に綺麗。
望遠カメラに関してはズーム倍率が高いよりも手ブレ補正が強力な方が嬉しいので、私的にはこのカメラは大満足です。
動画撮影
動画撮影は最大4K60FPS、メインカメラだけではなく超広角カメラでの動画撮影も可能になっています。
あるきながら。なにげに手ブレ補正強化されてますね pic.twitter.com/tvd22tCwV0
— ゆるちな (@yuruchina) April 29, 2020
あるきながら超広角 pic.twitter.com/549D2Ksxxj
— ゆるちな (@yuruchina) April 29, 2020
SuperStableという手ブレ補正機能が追加されましたが、歩きながらの撮影くらいならデフォルトで効いている手ブレ補正で十分です。
SuperStableをオンにすると最大30FPSでの撮影になってしまうので、アクションカム的な使い方をする時のみ使用するのがよさそうです。
メインカメラ+超広角カメラ+望遠カメラ+カラーフィルターカメラという構成になってはいますが、4番目のカラーフィルターカメラについては殆どハリボテ。クアッドカメラでいいからその分価格に転嫁してほしいものです。
スポンサーリンク
OSと操作性
相変わらず使いやすいOxygenOS
OnePlusと言えばOxygenOS。
OxygenOSはPixelシリーズに搭載されているGoogle製ピュアAndroidOSをほんの少しカスタマイズしたもので、デザインや使用感はピュアAndroidOSと殆ど変わりません。
ピュアAndroidOSから本当に必要な部分のみを改良するというコンセプトで、評価が非常に高いOSです。
癖や制限が非常に少ないので、万人にとって使いやすいOSであることは間違いありません。
操作面
エッジディスプレイでのジェスチャー操作は非常に快適。
▲ジェスチャー操作方法。
左右から中央へ向かってスワイプで戻る、下から上でホーム、下から上で指を止めて最近使用したアプリ画面の呼び出しと、標準的な操作系統です。
▲便利機能たち。
ジェスチャー操作を使わずに画面下部に仮想キーを表示して「戻る」「ホーム」等の操作をすることもでき、「戻る」「ホーム」ボタンの左右の入れ替えももちろん可能です。
クイックジェスチャーは3本指スワイプでスクリーンショットを撮影するショートカットが非常に便利。電源と音量キー長押しは面倒くさいです。
指紋認証センサーを長押しすることで呼び出せるランチャーも便利です。スリープモードから直接呼び出せるので、QRコード決済画面を呼び出せるよう設定しておくのがいいと思います。日本にいる時はメルペイをすぐに呼び出せるようにしていました。
私がメインのスマートフォンとしてOnePlusシリーズを使い続けている理由の一番はOxygenOSが使いやすいから。完璧なOSです。
通信規格
5G
OnePlus8シリーズから全てのモデルが5Gに対応しました。
私が購入したモデルは中国版で、さらに欧州版のOxygenOSをインストールして使用していますが、中国においては何の問題もなく5G通信をすることができました。
通信速度はもちろん、通信のレスポンスが非常に早くなったのが印象的。
5G Bandのn78とn79に対応していることから日本の5G回線にも接続可能だとは思いますが、そもそもOnePlus8 Pro自体が技適を取得していない機種だけに日本での使用は違法になるので検証はできません。悪しからず。
SIMスロットは当然デュアルスロットで、5G+4Gのデュアル待受に対応。5G+5Gの同時待ち受けについては今後のアップデートで実装される予定とのこと。
WIFI6
OnePlus8 Proは最新のWIFI規格であるWIFI6に対応しています。
家庭内での一般的な使い方においてはWIFI5の転送速度ですらボトルネックになることはまず考えられないことから、ほぼ屋外の大型施設での使用を前提に高速通信できるよう設計された規格です。
現時点においてはWIFI6対応のルーターを設置している施設がどれほどあるかは疑問ではありますが、今後大規模な施設ほどWIFI6対応のルーターに更新されていくと思われるので、今後を見据えるのであれば対応しているスマートフォンを選ぶのに越したことはありません。
将来的に「ここのWIFI遅いなー、動画の再生止まるし使い物にならないよー。あれ?君のスマホだけなんでスムーズに動画再生できてるの?」なんてことが起こるかもしれません。
オーディオ
デュアルスピーカーの音声は非常にクリア。
2019年モデル、前世代のスマートフォンと比較しても音質はかなり向上しています。
サイズ上低音が若干寂しいのは仕方ないところですが、中音域、高音域ははっきり聴き取れるので、映画の視聴くらいなら十分にスピーカー出力の音声でも十分。
また、下部スピーカーは本体下部に、上部スピーカーはディスプレイ面に配置されていますが、左右の定位もしっかり取れており、例えば音を使って索敵をするようなゲームでも前後左右どこから音がしているのかは聴き分けることができます。
イヤフォンジャック端子は不搭載
Snapdragon865に加えて120Hzディスプレイを搭載していることからゲーミングスマートフォンとしても最高峰の性能を誇るOnePlus8 Proですが、イヤフォンジャック端子は搭載されていません。
音声へのレスポンシブが直接勝敗に直結する昨今のゲームアプリを使用するにあたっては残念ながら後塵を拝していると言わざるを得ないでしょう。
価格
アメリカでの価格
RAM+ストレージ | ドル | 日本円換算 | |
OnePlus8 Pro | 8GB+128GB | 899ドル | 97,000円 |
OnePlus8 Pro | 12GB+256GB | 999ドル | 108,000円 |
中国での価格
RAM+ストレージ | 人民元 | 日本円換算 | |
OnePlus8 Pro | 8GB+128GB | 5399元 | 82,000円 |
OnePlus8 Pro | 12GB+256GB | 5999元 | 91,000円 |
中国版の方が大分安いので、購入するのであれば中国版をおすすめ。
ただし、プリインストールされているOSは日本語を標準言語として設定できない中国版OSなので、OSを入れ替える必要があります。
OnePlus8 Proの日本語化
私のOnePlus8 Proは中国版。
中国版OnePlus8 Proは中国版OSであるHydrogenOSがプリインストールされており、こちらは中国内での使用を想定されたOS。
完全な日本語環境を構築する場合は国際版OSであるOxygenOSに入れ替える必要があります。
OxygenOSはGoogle製のピュアAndroidOSに若干の改良を加えたOS。非常に使いやすいOSで、NexusシリーズやPixelシリーズと殆ど同じ感覚で使用することができます。
北米版のOnePlus8 Proが日本や中国の主要5Gバンドn78やn79に対応していないことから、今回私は欧州版のOxygenOSに入れ替えました。
これまで通り簡単にLocal updateからワンタッチでの入れ替えが可能です。
ただ、OSの入れ替えに面倒な手順を踏まなくてはいけなくなる可能性があるので、OxygenOSへの入れ替えを想定している場合はHydrogenOSのバージョンはアップデートしないことを推奨します。
まとめ
OnePlus8 Pro、一番素晴らしいと思うのはやはりディスプレイ。
触っているだけでもうっとりするくらいの発色の鮮やかさ。
発色の美しさに加えて120Hz駆動は快適そのものです。
このディスプレイが手に入っただけでこの機種を購入した甲斐がありました。
特にリフレッシュレートは一度上げたら戻れない麻薬のようなもので、次回メイン機として購入するスマートフォンが自動的に120Hz以上の機種に決定してしまったというのが恐ろしいです。
その他の性能も全てがスマートフォン史上最高級ではありますが価格相応といったところで、正直お買い得感はないと思います。
これくらいの価格帯になると他に選択肢が色々と出てくるので、その中からわざわざOnePlus8 Proを買う価値は薄いんじゃないかなあと思わざるを得なかったり。
でも個人的には本当に買って大満足。10万円近いスマートフォンですが、それ以上の価値を日々感じています。
触る機会があったら一度実機を触ってみて下さい。ありえない程美しいディスプレイの性能をどう頑張っても写真や動画で伝え切ることができないのが残念です。
日本にもホットモックを触れる店があるといいんですけどねえ。
ここからはおまけ。
アクセサリについて
OnePlus8 Proのみならず現行OnePlusシリーズには透明のTPUケースが付属しており、ディスプレイには予め保護フィルムが貼られています。
▲付属ケースはこんな感じのデザインで、社外品の透明ケースに比べて品質も高いです。
▲保護フィルムは通常のフィルムタイプで指滑りはいいのですが、埃が吸着しやすいのが難点です。
OnePlus公式アクセサリ
OnePlusは公式アクセサリも販売しています。
▲左から「カーボン」「ナイロン」「サンドストーン」ケース。
左へいくほど手触りや軽さが上がっていき、当然価格はその反対です。
また、平面ディスプレイだった頃は公式でガラスフィルムも販売されていたのですが、エッジディスプレイ機種用の公式フィルムは販売されていません。予め貼られているフィルムから貼り替えたい場合は社外品一択となります。
UVガラスフィルム
社外フィルムの中でも私が一番おすすめするのはUVガラスフィルム。
▲貼り付けは必ずディスプレイ面を水平にし、スピーカー等の穴はマスキングテープで塞ぎます。
▲UVレジン液をディスプレイの中心一点に
▲ガラスフィルムを上に乗せたら空気を抜き
▲UVライトで硬化
▲硬化後。綺麗に仕上がりました。
▲ディスプレイの表示領域全体を覆う大型ガラスなのでケースとの干渉に注意。
公式ケースとの組み合わせだと貼り付け位置に0.1mmの猶予すらないレベルでした。
貼り付け前にケース着用状態でガラスフィルムを上に乗せてみて、干渉しないかの確認をお忘れなく。
Aliexpressで二束三文で売られているので、購入する場合は貼り付け失敗を見越して3,4枚同時に注文することをおすすめ。
日本からの購入方法
※6月6日追記
発売から時間も経ち大分安くなってきたので、価格の比較リストを作成しました。

スポンサーリンク
コメント
レビューお疲れ様です。
Oneplus8シリーズのカメラの性能が気になっていてどうなんだろうと思っていたのですが、非常に参考になりました。ありがとうございます。
ありがとうございます。
カメラ性能については相応と言ったところで本当に可もなく不可もなくな感じです。
レビュー参考になりました。
公式HPではSpecsのNote7に現状は5Gのシングルのみと記載されているようですが、現時点では4GのDSDVで使用できないのでしょうか。
現時点では5G+4GのDSDV機となります。
ただ、日本で使用していないため、日本での動作は不明です。ごめんなさい。
ありがとうございました。
質問があります。こちらのone plus 8 proを購入予定なのですが実機で可能かどうか確かめて頂きたく存じます。2画面起動でアプリゲームを起動するとどちらかが起動しているときは通信が止まりタッチすると通信可能になったりしたせんでしょうか?HUAWEI P30 proを購入したのですが2画面起動の動作が物凄くよわく片方タッチすると通信していますが上のアプリは通信不可になり画面がうごきません。あたしがよくやる使い方は上にチャートをだして下にアプリゲームをだして起動したりしています。redom K20proだと問題ガンガン使えていたのでまさかHUAWEI端末が実用的でなく非常にショックうけています。(´;ω;`)あまりに使えないためこちらのone plus 8 proを購入したいのですが2画面動作だけがネックです。お手数でございますが何卒お力添えくださいませ。
こんにちは、お返事遅くなり申し訳ございません。
分割ウインドウ状態でのバックグラウンド側の挙動については私の環境では通信が止まったりすることはありません。
ただ、アプリに依存する可能性もあるので、確実に「あんこちゃん様が思うような動作が可能。」とは言い切れません。
アプリ名をお伝えいただければ実際に実機にて検証致しますので、もしご希望の場合はコメント、もしくは問い合わせページかDMにてアプリ名をお伝え下さい。