OnePlus7Tの実機レビュー。OnePlusシリーズ随一の完成度。

スマートフォン

先日発売されたOnePlus7T。

発売日に手に入れ、一週間程使ってみたのでこの機種の詳しい紹介と実機レビューをさせていただきます。

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OnePlusについて

最近日本でも有名になってきた中国OPPOの子会社であるOnePlus社が販売するスマートフォンシリーズで、アメリカやヨーロッパ、インドなど世界中で販売されています。

安価かつシンプルなデザインに高性能なハードウェアを兼ね備えており海外での評価は非常に高いのですが、残念ながら日本では正式に販売されていません。

スペックシート

OnePlus7T OnePlus7
発売日 2019年9月 2019年5月
SoC Snapgragon855 Plus Snapgragon855
RAM 8GB/12GB 6GB/8GB/12GB
ストレージ 128GB/256GB UFS 3.0 128GB/256GB UFS 3.0
ディスプレイ 6.55インチ
20:9
6.41インチ
19.5:9
解像度 2400×1080(px) 2340×1080(px)
バッテリー 3800mAh
WARPCHARGE30W充電
3700mAh
DASHCHARGE20W充電
メインカメラ 1.広角4800万画素
Sony IMX586光学式手ブレ補正2.望遠1200万画素
Samsung S5K3M53.超広角1600万画素
Sony IMX481
1.4800万画素IMX586
光学式手ブレ補正2.500万画素
フロントカメラ 1600万画素
Sony IMX471
1600万画素
Sony IMX471
サイズ 160.94×74.44×8.13mm 157.5×74.8×8.2mm
重量 190g 185g
SIMスロット デュアルSIM デュアルSIM
認証方式 ディスプレイ内指紋認証
フェイスアンロック
ディスプレイ内指紋認証
フェイスアンロック
通知ランプ なし なし
イヤフォンジャック なし なし
Bluetooth 5.0
aptX,aptX HD,LDAC,AAC対応
5.0
aptX,aptX HD,LDAC,AAC対応
対応バンド FDD-LTE:
1,2,3,4,5,7,8,12,13
17,18,19,20,26,28,29
TDD-LTE:
34,38,39,40,41
TDS:
B34,B39
UMTS:
1,2,4,5,8,9,19
CDMA:BC0,BC1
GSM:2,3,5,8
FDD-LTE:
1,2,3,4,5,7,8,12,13
17,18,19,20,26,28,29,32
TDD-LTE: Band 34,38,39,40,41
TD-SCDMA:B34,B39
UMTS(WCDMA): 1,2,4,5,8,9,19
CDMA:BC0/BC1
GSM:
850/900/1800/1900MHz

 

デザインとサイズ

ディスプレイはノッチデザイン。

カメラユニットは円形。

 

カラーは二種類で、Glacier BlueとFrosted Silver。

 

▼詳しいデザインや開封の様子は別に記事を書いていますのでそちらをご覧下さい。

OnePlus7T買ってきました。開封と本体の様子。完成度高いです。
10月22日にOnePlus7TとOnePlus7T Proの中国版が発売されました。 OnePlus7T Proに関してはOnePlus7 Proから殆ど変更点がないマイナーチェンジ中のマイナーチェンジモデルとなるので今回はスルー。...

 

恐らく標準的な運用方法となる「ケースを装着して片手で持った」様子。

サイズは160.94×74.44×8.13mmで片手で操作するのは至難のかなり大きめのサイズですが、8.13mmという薄さは評価に値すべきポイントです。

ただ大きいことには変わりないので、できるだけ薄手のケースを使うかスマホリング等を使って無茶な位置へ指を伸ばす際のグリップを安定させる等の対策は講じたいところです。

OS

OnePlusのOSはOxygenOSという純正のAndroidOSに少しだけ手を加えたOSを搭載しています。

特徴がないのが特徴の、「ほぼ純正Android」の使いやすさはGoogleの折り紙付き。

カスタマイズ性も高い上に「あるべきところにあるべきものがある」というわかりやすさも兼ね備えているので、Androidを使い慣れた人にもAndroidを初めて触る人にもおすすめできるOSです。

▲設定画面の様子。Androidバージョン10ベースのOSです。

RAM+ストレージ

OnePlus7Tには8GB+128GBと8GB+256GBの2モデルが用意されており、どちらのモデルのストレージにも高速転送規格のUFS3.0が採用されています。

まだ採用されているスマートフォンが少ないこちらの高速転送規格ですが、特に大容量ファイルの読み書きの際に真価を発揮します。

▲こちらがOnePlus7TのAndroBenchスコア

 

Androbench比較

▲こちらは同じくUFS3.0のOnePlus7Proと、前世代の規格であるUFS2.1のOnePlus6Tのベンチマークスコア

PCのストレージをハードディスクからSSDに変えて世界が変わった体験をした方も多い筈。

それと同じようにスマートフォンのストレージの読み書きスピードは快適性に繋がる大きな要素であり、スマートフォンの心臓部SoCが十分に高速化した今、ボトルネックとなっているのはストレージの速度です。

価格

残念ながら日本では公式に販売されていない機種なので、海外でも一番お買い得だと思われる中国版の価格を参考までに。

定価 日本円換算 ドル換算
8GB+128GB 2999元 約46,000円 約420ドル
8GB+256GB 3199元 約49,000円 約450ドル

SoC

OnePlus7Tに搭載されているSoCはSnapdragon855Plus。

Antutuスコアの実測値は486548でした。そろそろ某宇宙人とも戦えそうなレベルではありますが、ゲームや映像加工等をしない場合においてSnapdragon855との違いはまず実感できないでしょう。

 

しかし、OnePlus7Tは基本性能面ではなく、高性能なディスプレイを搭載することによって操作の快適性を大幅に向上させています。

ディスプレイの美しさ

OnePlus7Tの一番の特徴は何といってもリフレッシュレート90Hzのディスプレイ。

ホーム画面の初期設定背景はアニメーションするように設定されており、初期設定を終えホーム画面に入った瞬間に90Hzのアニメーションがお出迎え。

90Hz駆動のディスプレイは、ブラウザで画面をスクロールしている時は勿論ホーム画面で左右にスワイプする時にも明らかに違いが実感でき、操作しているだけで心地よいので意味もなく画面をスワイプしてしまう癖が付いてしまう程。

OnePlus7Tを一日使ったあと60Hzの機種を触るとまるで処理落ちをしているかのよう。

また、今回のディスプレイパネルの変更はリフレッシュレートが60Hzから90Hzに変更になったのみではなく、色味もはっきりと改善されています。白がより白く、全体的にコントラストがはっきりとした印象。

 

ディスプレイ解像度は2400x1080pxで、2019年夏までのトレンドであった2340x1080pxよりもさらに縦方向に伸び、アスペクト比は20:9に。

 

縦に長くなったことで片手持ちではさらにディスプレイ上部に指が届きづらくなりましたが、元々昨今のスマートフォンは上部に指が届かないレベルで大型化していたのであまり気にはなりませんでした。

そんな些細な欠点は90Hzの快適さが消し飛ばしてしまう100点満点のディスプレイです。

操作方法

操作は基本的にはジェスチャー操作を使って行うことになります。

上の画像の日本語訳が若干怪しいのですが

  1. 画面の右もしくは左から内側に向かってスワイプで「戻る」
  2. 画面の下から上に向かってスワイプで「ホーム」
  3. 画面の下から上に向かってスワイプして一時停止で「最近使用したアプリ」
  4. 画面下部のバー部分で左右にスワイプで「最近使用したアプリを切り替える」

基本はこのような操作系統になっています。

 

勿論ジェスチャーに慣れない人のために仮想キーを表示して操作するモードも用意されていますが、画面を広く使えるのでジェスチャー操作に慣れてしまうのがおすすめ。

 

余談ですが、OnePlus7TではOnePlus7以前の右下もしくは左下から上方向に向かってスワイプで戻るジェスチャーから、右端もしくは左端から中央方向に向かってスワイプで戻る操作に変更されています。

OnePlus7でも最新のアップデートで後者の方法「でも」戻る操作が行えるよう設定する項目がありましたが、OnePlus7Tではその項目自体が消えてしまいました。

今後ジェスチャー操作はこの方法で統一していく予定なのかもしれません。

 

前作のOnePlus7までは横持ちをした時にも同じジェスチャー操作が効いたのですが、OnePlus7Tでは横持ちの際にジェスチャー操作も横方向に90度回転してしまい逆に混乱します。

また、左右でのスワイプで「戻る」というのはアプリ自体が持っている左右スワイプ操作と競合する場合もあり、個人的には前世代のジェスチャー操作の方が使いやすく感じるので、元に戻せる設定項目をアップデートで用意してほしいです。

バッテリーと充電方式

バッテリーは3800mAhの大容量。

4000mAhのバッテリーを搭載した機種が多くなってきた中で3800mAhというのは若干物足りなさもありますが、バッテリー容量はそのまま本体の重量と厚さに直結する要素なので納得するしかないといったところ。

ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzになったことでリフレッシュレートが60Hzの機種と比べてディスプレイON時の電池の消耗は激しくなっている筈ですが、今のところは新品の電池ということもあって私の使い方において容量の不足は感じず、90Hzモードで一日充電せずに運用しても十分に持つレベルです。

とはいえディスプレイON時とOFF時で露骨に電池の消費量が変わるので、ハードに使う人は若干心もとないバッテリー容量かもしれません。

電池の消費が気になる場合は60Hzモードに切り替えられるようにもなっています。

 

充電はWARPCHARGEという5V/6A 30Wの超高速充電規格に対応しており、充電速度は前世代の20W充電よりも明らかに早くなっています。実測では10%の状態から30分で85%へ。50分の充電で0%から100%までの充電が可能です。

カメラ

円形ユニットに配置されたカメラは広角、光学2倍ズーム、117℃の超広角のトリプル構成。

※以下の写真は全てオートモードの撮って出しで加工はしていません。ブログ用の縮小のみ。

広角カメラ

メインの広角カメラはSonyIMX586を搭載した高性能なカメラ。

前作のOnePlus7からセンサーは変わっていませんが、レンズユニットが変更されており被写体に近づいて撮った時、被写体はより鮮明に、背景はよくボケるようになった印象。

 

光と影のコントラストもいい感じで、非常に暗所に強い明るいカメラです。

 

夜景撮影モード

暗所に強いだけではなく夜景撮影モードで撮影することにより暗所での撮影をより際立たせることができます。

通常撮影

夜景撮影モード

それぞれのカメラの画角の違いと使い分け

広角カメラの他にも望遠カメラ、超広角カメラが搭載されており、それぞれの画角の違いはこんな感じ。

広角カメラ

望遠カメラ(2x)

超広角カメラ(0.6x)

田舎のドブ川で釣り人をする人達。

 

各カメラの倍率の間はデジタルズームで補完されるので、ジョグダイヤルを使用して0.6倍から10倍までの倍率をシームレスに切り替えることが可能です。使用されるカメラも自動で切り替わります。

望遠カメラの性能

通常カメラと望遠カメラの比較用。左は通常カメラ、右が望遠カメラで撮影した写真の同一部分を拡大。

望遠カメラで撮影した写真の方が鮮明に写っています。

過去には望遠カメラより広角カメラのデジタルズームの方が画質がよかった機種なんてのもありましたが、OnePlus7Tは望遠撮影をする場合は素直に望遠カメラを使った方が綺麗な写真が撮れそうです。

ただ、OnePlus7 ProやOnePlus7T Proのように望遠カメラに光学手ブレ補正は付いていないのでその点だけには注意が必要です。

マクロモード

OnePlus7Tはワンタッチでマクロモードに切り替えることができ、接写でもしっかりピントが合ってくれます。

 

もう少し寄ることもできますが、私の手は手ブレ機能を備えているので5センチくらいまで寄るのが限界でした。

プロモード

プロモードはISO感度、シャッタースピード、焦点距離、ホワイトバランス等を全て手動で調整できるモード。RAW出力もこのモードから可能です。

若干気になる点も

一点気になるのはオートで写真を撮ると全体的に明るすぎる写真が撮れてしまうこと。

こちらの写真は10月の曇りの日の17時、ほぼ日も沈みかけた状況で撮った写真。

 

実際は明るさを最低にしたこちらのプレビューよりも更に暗い状況です。

暗い雰囲気の写真を撮りたいのに想像よりも遥かに明るい写真が撮れてしまうということが何度もありました。

手動で明るさの調整は簡単にできるのですが、何枚も写真を撮っている時に毎回明るさ調整を強いられるのは若干煩わしく感じます。

カメラ総評

補正が大げさすぎる感もありますが、広角、望遠、超広角カメラ共に素晴らしい性能。

何も考えずにシームレスのジョグダイヤルで撮りたい倍率に切り替えてシャッターを切るだけで撮りたい写真がしっかり撮れる優秀なカメラで、敢えて離れて望遠で撮ったり、逆に近づいて超広角で撮ったり、それでも満足できなければProモードを使ってみたりと色々な楽しみ方ができるので、カメラ初心者から上級者までカバーする万人向けのカメラとも言えます。

動画撮影

4K60FPSでの動画撮影が可能で、強力な手ブレ補正によるブレ知らずの動画撮影機能は勿論健在。

特に歩きながら動画を撮影した時のブレの少なさには驚かされます。

動画の撮影中も前述したジョグダイヤルで倍率を自由に動かすことができるのですが、カメラが切り替わる際に一瞬画面が止まるのは、仕方ないとはいえ若干気になるポイント。

その他コマ撮りモードやスローモーション撮影など一通りの機能が揃っています。

まとめ

ハイエンド機種でも操作によってはカクつくことがあった数世代前までは、SoCが1世代変わるだけで目に見えて快適度が上がりました。

しかし現在、普段使いにおいてはミドルレンジ機種でもオーバースペック気味。ハイエンド機種の必要性すら感じないくらいにミドルレンジ機種のコストパフォーマンスが上がっています。

そんな中OnePlusは、前作のOnePlus7でボトルネックとなっていたストレージを高速化させ、今作のOnePlus7Tではディスプレイのリフレッシュレートを上げてきました。

恐らく今後SoCが数世代変わったとしてもディスプレイのリフレッシュレートが60Hzから90Hzになったことやストレージの高速化ほどの違いは表れないのではないでしょうか。

他社のスマートフォンのみならず自社の過去作との目に見える差別化のために、OnePlusはベストな選択肢を取ってきたと言えるでしょう。

その上、カメラも上位モデルであるOnePlus7 Proや7T Proと変わらない広角、望遠、超広角というトリプル構成を下位モデルであるこの機種に惜しみなく突っ込んできてくれました。

実用性の面では90Hz動作時の電池持ちに若干の不満はありますが、それを補って余りある程90Hz動作のディスプレイは快適なので、日和ることなく90Hz設定で使い続けたいと思います。

前作OnePlus7も素晴らしい機種だったのですが、今作のOnePlus7Tはその完全上位互換機種と言え、90Hzのディスプレイ、トリプルカメラ共に素晴らしい性能な上に価格も安く、OnePlusシリーズの中でも「神機種」と呼べる完成度の高いスマートフォンに仕上がっています。

 

 

ここまで大盤振る舞いをされると次作のOnePlus8や、今回大きな変更点がなかったOnePlus8 Proは一体どうなってしまうんだろうと、既に今から半年後が楽しみでなりません。

出来ればProモデルとの差別化の為に露骨に機能を削るなんてことをしないようにしてもらいたいものです。

日本からの購入について

別の記事で日本から購入する場合のお得な情報を載せていますので興味がある方はそちらの記事をご覧下さい。

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