先日公式公開されたOnePlus7T。
9月28日のインドでの発売を皮切りに世界中で順次発売されていく予定ですが、残念ながら日本での発売予定は現時点ではありません。
OnePlusシリーズについて
OnePlusシリーズは今年春からプレミアムモデルとなるPro版(OnePlus7Pro)と廉価帯の無印版(OnePlus7)に分化し、今回発表されたOnePlus7Tは廉価帯の無印OnePlus7の後継機となります。
この記事では前作OnePlus7からどこが変化しているのかをメインに詳しく見ていこうと思います。
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スペックシート
OnePlus7T | OnePlus7 | |
発売日 | 2019年9月 | 2019年5月 |
SoC | Snapgragon855 Plus | Snapgragon855 |
RAM | 8GB/12GB | 6GB/8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB UFS 3.0 | 128GB/256GB UFS 3.0 |
ディスプレイ | 6.55インチ | 6.41インチ |
解像度 | 2400×1080(px) | 2340×1080(px) |
バッテリー | 3800mAh WARPCHARGE30W充電 |
3700mAh DASHCHARGE20W充電 |
メインカメラ | 1.4800万画素IMX586 光学式手ブレ補正 2.望遠 3.超広角 トリプルカメラ |
1.4800万画素IMX586 光学式手ブレ補正 2.500万画素 デュアルカメラ |
フロントカメラ | 1600万画素IMX471 | 1600万画素IMX471 |
サイズ | 160.94×74.44×8.13mm | 157.5×74.8×8.2mm |
重量 | 190g | 185g |
SIMスロット | デュアルSIM | デュアルSIM |
認証方式 | ディスプレイ内指紋認証 フェイスアンロック |
ディスプレイ内指紋認証 フェイスアンロック |
通知ランプ | なし | なし |
イヤフォンジャック | なし | なし |
Bluetooth | 5.0 aptX,aptX HD,LDAC,AAC対応 |
5.0 aptX,aptX HD,LDAC,AAC対応 |
対応バンド | FDD LTE: 1/2/3/4/5/7/8/12 13/17/18/19/20 25/26/28/29/30 46/66/71 TDD LTE: 34/38/39/41/48 UMTS: 1/2/4/5/8/9/19 CDMA:BC0/BC1/BC10 GSM:2/3/5/8 |
FDD LTE: 1/2/3/4/5/7/8/12 13/17/18/19/20 26/28/29/32 TDD LTE: 34/38/39/40/41 TD-SCDMA:34/39 UMTS(WCDMA): 1/2/4/5/8/9/19 CDMA: BC0/BC1 GSM: 850/900 1800/1900 MHz |
外観
カラーは現時点で2種類で、Glacier BlueとFrosted Silver。
カメラがトリプル構成となったことで、OnePlus7までは縦並びだったレンズが横並びになりました。
背面は変わらずガラスコーティングとなっています。
ディスプレイ面は水滴ノッチが引き続き採用されており、一見OnePlus6T→OnePlus7の時のように同じ筐体の使いまわしに見えるのですが、本体サイズが157.5×74.8×8.2mm→160.94×74.44×8.13mmとやや縦長になったのに伴い、ディスプレイ解像度も2340x1080px→2400x1080pxに向上しており、更に大きな特徴としてOnePlus7Proで話題となった90Hzのリフレッシュレートにも対応しています。
上部にもスピーカーが配置されており、ステレオスピーカーも当然引き継がれています。
性能面
性能面ではSoCがSnapdragon855からクロックアップモデルとなるSnapdragon855 Plusに変更されている以外には大きな変更点はありません。OnePlus7の時から高速転送規格であるUFS 3.0に対応していたので、現時点でこれ以上のスペックアップは難しいとも取れます。
バッテリー性能
バッテリー容量は3700mAhから3800mAhへ増加しています。こちらは誤差程度ですが、5V6AのOnePlus独自の充電規格、WARPCHARGEに対応し、充電速度は更に早くなっています。
カメラ性能
OnePlus7Tはトリプルカメラ構成。
OnePlus7では高性能メインカメラ+測距用のデュアルカメラという構成でしたが、OnePlus7TはIMX586搭載の高性能メインカメラ、2倍の光学ズームカメラ、117℃の超広角カメラというOnePlus7Proとほぼ同じ構成になりました。メインカメラには勿論光学手ブレ補正も受け継がれています。
さらには最高で2.5cmまでの接写ができるマクロモードも搭載。
OnePlus7でも十分な画質での撮影が可能でしたが、OnePlus7Tでは撮影の幅が大きく広がった形になります。
カメラ機能の向上がOnePlus7Tの最大の特徴と言えるでしょう。
スペックのまとめ
OnePlus7でも大きな不満と言える不満はありませんでしたが、何か一つ物足りなかったのは事実。水滴ノッチディスプレイにほぼ単眼のカメラと、少し時代遅れな感は否めません。
OnePlus Proシリーズという上位モデルが存在するので、差別化のために意図的に機能を削らざるを得ない中で、OnePlus7Proの大きな特徴である「1.エッジディスプレイ、2.ノッチレスデザイン、3.90Hzのリフレッシュレート、4.トリプルカメラ構成」のうち「90Hzのリフレッシュレート、トリプルカメラ構成」を僅か半年足らずで廉価版であるOnePlus7Tに降ろしてきたのは素晴らしい振り分けだと思います。
懸念点はスペック比ではかなり安めの水準だったOnePlus7からどれくらい値段が上がるか。
OnePlus7に比べてカメラが一つ増えていることや細かい性能の向上があることから、OnePlus7と同価格、またはやや高めになるものと見ています。
最後に価格面の考察を。
OnePlus7Tの価格
巨大な市場を抱え価格競争が激しい中国では、他国での販売価格に比べて定価が安く設定されていることが多く、その中でもOnePlusシリーズは価格差が顕著です。
現在インドとアメリカでの販売価格が発表されていますが、気になるのが中国版の値段。
現時点で中国版の価格はまだ発表されていませんが、インド版OnePlus7TとOnePlus7の価格データから推測をしてみます。
インド版OnePlus7とOnePlus7Tの価格
RAM+ストレージ同一容量モデルでの比較
モデル | ルピー | ドル換算 |
インド版OnePlus7 8GB+256GB |
37999ルピー | 約540ドル |
インド版OnePlus7T 8GB+256GB |
39999ルピー | 約570ドル |
中国版OnePlus7の価格
OnePlus7販売開始当初の価格
モデル | 人民元価格 | |
中国版OnePlus7 8GB+256GB |
2999元 | 約420ドル |
中国版OnePlus7 12GB+256GB |
3499元 | 約490ドル |
インド版が30ドル程度の価格上乗せになっているので、中国版でも同程度(人民元換算で200元)の上乗せになるのではないかと見ています。8GB+256GBモデルで3199元(約450ドル)程度であれば十二分にお買い得と言える水準ではないでしょうか。
・10月15日追記
中国版の価格も発表されました。

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コメント
中国版はいつ発売になるのかとかご存じですか?
色々調べているのですが、見つかりません。
ご返答よろしくお願いします。
長期出張で返信が遅れすみません。世間の情報から切り離されていたので荷物の整理をしつつ情報を漁っています。
既にご存知かもしれませんが、10月15日に北京で発表会、通常は発表会から一週間程度で発売となるので、10月21日もしくは22日の発売になるものと思われます。
10月19日に中国各地でポップアップイベントが開催されるので、そちらでの先行入手も可能とのことです。