発表前から注目を浴びていたXiaomiのフラッグシップモデルMi MIX3。本日10月25日、紫禁城にて公式発表会が開催されました。
世界遺産である紫禁城で開催された発表会ということで、Xiaomiの気合いの入れようが伺えます。
今回はそんな発表会を通じて発表されたMi MIX3を紹介していきます
。
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Mi MIX3のスペック
SoCなどの基本スペック
現時点での最上位SoCであるSnapdragon845が搭載されています。
RAMとストレージは
6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GBの三種類…ではなくさらに
10GB+256GBというモデルが販売されます。
正直現時点では10GBというRAMは実用性はほぼないであろうことから、ただの話題作りといったところでしょうか。
他社フラッグシップモデルとの比較
ディスプレイ周り
6.39インチの解像度2340×1080のAMOLEDディスプレイ。
注目すべきはそのベゼルの細さ。
上下左右ともにほぼベゼルレスのディスプレイデザインになっています。
左右は勿論、下部のベゼルもかなり細くなっているのがMi MIX2と比べることでよくわかります。
前面のディスプレイ占有率はなんと93.4%
初代MI MIX、他社フラッグシップモデルのディスプレイデザイン。
賛否両論あったノッチデザインはあくまで過渡期の産物でしかなく、今後は全面ディスプレイのモデルが主流になるのでしょう。
Mi MIX3はスライドデザイン
ここまでディスプレイ占有率を高くできたのは、特に上部のノッチをなくすことができたのはスライド設計の賜物。
スライドさせた時の外観。
登場当初はおまけ程度でしかなかったフロントカメラですが、徐々に性能が上がってきたことで、今ではフロントカメラ性能を購入の基準にする人も増えてきました。
Mi MIX3でもフロントカメラ性能にぬかりはなく、フロントカメラもデュアル構成になり、さらに自撮り用にカスタマイズされたライトまで搭載されています。これもスライドデザインの恩恵ですね。
自撮り時もAIが写真を自動で処理してくれるので、カメラ性能の向上と相まり簡単に綺麗な写真が撮れるようになっています。
デュアルレンズ、ライトを使用した自撮り写真。
動画を撮る際にもリアルタイムでぼかし加工ができるようになりました。この機能は人気が出そう。
スライド機構は磁石によって絶妙な力加減でロックされるようになっています。
可動部分は反復動作を繰り返すことで故障の原因になりやすいので、機械式のスライド機構にしなかったのは正解ではないでしょうか。
30万回スライドさせられるほどの耐久性を備えているそうです。
が、これは恐らく機械を使った安定した環境でのテスト。普段使いではポケットに入れたり可動部位にゴミや砂が入ることも考えられるため、ここは実際のレビューを待つしかありません。
メインカメラ
フロントカメラ性能だけではなく、もちろんメインカメラ性能もぬかりがありません。
構成は広角、望遠のデュアルカメラ構成。
メインカメラのセンサーはソニーのIMX363を搭載、もちろん光学式の手ぶれ補正機能もあります。
カメラベンチマークの権威であるDxOベンチマークでは写真撮影で108点、動画撮影で93点、総合で103点というかなりのハイスコアを叩き出しています。
これはHUAWEIのP20 pro、AppleのiPhoneXS Maxに次ぐ堂々の第三位。
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カラーリングは3+1種類
王道のブラック
翡翠色
ブルー
いずれもセラミックボディ。
さらに特別版が用意されています。紫禁城モデルとでも言ったところでしょうか。
北京の紫禁城内にある国立博物館とのコラボレーションモデル。
10GB+256GBはこのモデルのみとなっています。
10Wでの無線充電
一時は下火となっていた無線充電機能ですが、iPhoneに搭載されたことで再び流行り始めました。Mi MIX3ではなんと10Wでの無線充電ができ、必要十二分な速度での充電が可能になっています。
嬉しいことに無線充電器もパッケージングされています。
初の5Gスマートフォン?
2019年の第一期にMi MIX3の5G版が発売される予定です。
既にテストもできているようで、あとはインフラの整備待ちといったところでしょうか。
Mi MIX3の価格は3299元(約53,000円)から
6GB+128GBモデルが3299元(約53,000円)
8GB+128GBモデルが3599元(約58,000円)
8GB+256GBモデルが3999元(約65,000円)
10GB+256GBの紫禁城特別版が4999元(約81,000円)となっています。
今年に入るまでは中国のスマートフォンは流行に沿って似たような、悪く言えば無個性なデザインを採用してきたのですが、今年に入り各社が独創的なデザインのスマートフォンを投入してきています。
「安く早く」で種を蒔く時期は終わり、「より良いもの」をブランドを使って世界で売っていく段階に入ったということでしょう。
その最たる例がOPPOのFind Xで、最下位モデルでも4999元(約81,000円)という強気の価格設定です。
対するXiaomiはこのスペックで3299元(約53,000円)というお手頃な価格。スマートフォン事業で利益を出すことは考えていないと公言しているので当然と言えば当然ではあるのですが、これはユーザーとしてはありがたい限りです。
発売日は11月1日
発売日は11月1日10時からとなっています。
期待されていたXiaomiの新作。価格面でのインパクトも大きかったことから、当日は数分もしない間に売り切れると予想します。
リセールサイトGeekbuyingでも予約受付が始まっていますが、こちらはとにかく早く手に入れたい人向け、日本で使用したい人はグローバル版の登場を待つ方がいいのではないでしょうか。
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