18年9月19日に北京で開催されたXiaomiの新作発表会。
その中で2機種のスマートフォンが新作として発売されることが発表されました。
一機種目は本ページで紹介するMi8Lite(青春版)、2機種目はMi8ディスプレイ認証版です。
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Miシリーズについて
Miシリーズは数あるXiaomiのスマートフォンシリーズの中のフラッグシップモデル。
今年発売されたMi8は最新SoCであるSnapdragon845を他社より先んじて搭載し、カメラのベンチマークDxOMarkでGoogle Pixel2やiPhoneXを上回るスコアを出すなど話題となりました。
今回発表されたMi8 LiteはMi8シリーズのラインナップの廉価版。
中国名の青春版という名前が示す通り若者向けのモデルです。
価格順に並べるとMi8ディスプレイ認証版>Mi8>Mi8SE>Mi8Lite(青春版)という序列になり、一番下という位置付けになります。
Mi8Lite(青春版の)スペック
※比較用にMi8のスペックを掲載しています。
Mi8Lite(青春版) | Mi8 | |
SoC | Snapdragon660 | Snapdragon845 |
ディスプレイ | 2280 x 1080px 6.26インチ |
2248x1080px Samsung 6.21インチAMOLED |
メモリ | 4GB/6GB | 6GB/8GB |
ストレージ | 64GB/128GB | 64GB/128GB/256GB |
メインカメラ | 1200万画素 SONY IMX363 f/1.9 500万画素 SAMSUNG S5K5E8 |
1200万画素 f/1.8 1200万画素 f/2.4 光学手ブレ補正 |
フロントカメラ | 2400万画素 SONY IMX576 |
2000万画素 |
バッテリー | 3350mAh QuickCharge3.0対応 |
3400mAh QuickCharge4.0対応 |
サイズ | 156.4 x 75.8 x 7.5 mm | 154.9×74.8×7.6mm |
重量 | 169 g | 175g |
対応バンド | GSM:B2 / B3 / B5 / B8 CDMA 1X/EVDO:BC0 WCDMA:B1 / B2 / B5 / B8 TD-SCDMA:B34 / B39 TD-LTE: 34/38/39/40/41 (120MHz) FDD-LTE: 1/3/5/7/8 |
GSM:2/3/5/8 CDMA 1X/EVDO:BC0 WCDMA:1/2/4/5/8 TD-SCDMA:34/39 TD-LTE: 34/38/39/40/41(120MHz) FDD-LTE: 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20 |
その他 | 背面指紋認証 | 背面指紋認証 |
価格 | 4GB/64GB:1399元 6GB/64GB:1699元 6GB/128GB:1999元 |
6GB/64GB:2699元 6GB/128GB:2999元 6GB/256GB:3299元 |
発売日 | 2018年9月 | 2018年5月 |
Mi8Lite(青春版)の特徴
筆者の主観になりますが、長所と言えるものから順にMi8Liteの特徴を紹介していきたいと思います。
1.価格
特筆すべきはその価格。
4GB/64GBモデルが1399元(約23,000円)
6GB/64GBモデルが1699元(約28,000円)
6GB/128GBモデルが1999元(約33,000円)
中でも4GB/64GBモデルの1399元(約23,000円)というのはこの後紹介するカメラ性能を考えるとかなりのコストパフォーマンスだと感じます。
2.カメラ
Mi8Liteのカメラは若者向けというだけ自撮り用のフロントカメラに力が入っており、2400万画素、SONY IMX576センサーを搭載したAIカメラになっています。
美顔や補正機能の付いたカメラアプリがデフォルトで搭載されており、盛り盛りかつ不自然になりにくい写真が撮れるようになっています。
背面にあるメインカメラも十分に実用的。
1200万画素、SONYのIMX363センサー
500万画素、SAMSUNGのS5K5E8センサーを搭載したデュアル構成となっています。
この価格帯だと仕方がないのですが、残念ながら光学手ブレ補正は搭載されていません。
3.ディスプレイ
Mi8を超える2280x1080pxという解像度に6.26インチの大画面のディスプレイ。
Xiaomiタイプとも言える柔らかくポップなラインのノッチになっています。
4.デザイン
背面はミラーデザインとなっており、カラーラインナップは三種類。
定番のブラック
ブルー、男の子向け
ゴールド、こちらは女の子向け
4.SoC
恐らく今後ミドルレンジのスマートフォンで主流となるであろうSnapdragon710は搭載されておらず、一世代前のミドルエンドSoC、Snapdragon660が採用されています。
恐らくMi8SEとの差別化とコストダウンのためだと思われます。
とはいえSnapdragon660でも3Dゲームや画像や動画の編集をしない限り必要十分な性能を持っており、無理にSnapdragon710を搭載する必要は感じないので、少しでもコストを下げてそれを販売価格に転嫁するのであればそれが正解な気がします。
5.バッテリー
3350mAhの大容量バッテリーが搭載されています。
Snapdragon660の省電力性能、さらにQuickCharge3.0に対応しているのでバッテリー性能はハイエンドモデルよりも上なのではないでしょうか。
6.その他
その他、Mi8の名前を冠す通り必要十二分な機能が揃っています。
指紋認証は背面タイプ
もちろんデュアルSIMに対応していますが、残念ながらSDカードスロットは搭載されていません。
Mi8Lite(青春版)所感
Mi8シリーズで見ると
ハイエンドのMi8
Snapdragon710を搭載したMi8SE
廉価版であるMi8Lite
こうして3機種を並べて比較してみると、中途半端なスペックのMi8SEを敢えて選ぶ必要はないように感じました。
というのも重い3Dゲームや動画や画像の編集ををするにはMi8SEのSnapdragon710でもやや力不足。それらの用途で購入するのであれば私なら奮発してMi8を選びます。使用しないのであればMi8Liteの4GB/64GBモデルで十分なように感じます。なにしろ1399元(約21,000円)という価格は魅力的です。
Mi8Lite(青春版)の発売日は9月25日
日本にやってくるのはまだ少し先になるとは思いますが、18年9月25日の中国時間10:00(日本時間11:00)から販売が開始されます。
スマホが欲しいと喚く子供に買い与え、日本語化は自分でなんとかしてみろ!と突き放し、将来のガジェットオタクとして英才教育をしていく。なんて妄想をしてニヤニヤしてしてしまった自分が気持ち悪いです。
それにしてもいい加減似たようなスペックのスマートフォンをリリースしすぎだろうXiaomi…
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