こんばんは。
日本に一時帰国しました。
一度中国から出国してしまうと、日本での14日間の自主待機+中国へ戻る際の14日の強制隔離で、合計一ヶ月軟禁状態になってしまうためこれまで二の足を踏んでいたのですが、仕事の関係で仕方なく一時帰国に踏み切った次第です。
ということで、中国から日本への入国の様子を簡単にレポートしてみます。
なお、厚生労働省の指定する「入国拒否対象地域」に含まれていない中国からの帰国なので、PCR検査の必要な「入国拒否対象地域」からの入国の場合はまた違った手続きになるはずなのでご注意を。
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中国の空港の様子
こんな感じで使い捨ての防護服を着ている人も多数。
今回の旅で危険なのは、往復の過程で機内の消毒が満足に行き届かないであろう飛行機内と、現在新型コロナウイルスが感染拡大しているにも関わらず「入国拒否対象地域」に含まれていない国からの入国も一様に受け入れている日本の空港だと考えていたので、本来なら私もこれくらいの装備をしていた方がよかったのかもしれません。
中国の空港にチェックイン
空港に着いたら通常通りチェックインと荷物の預け入れ。
この後出国審査に加えて健康調査がある関係上、通常の出国より時間がかかるので空港へは余裕を持って。
チェックインの際にこんな紙を渡されます。
日本に入国する際に必要になるので、搭乗待ちの時間に質問表Webへアクセスして質問事項への回答を済ませておくといいです。
なお、質問表Webは厚生労働省のドメインを使用しているのに異常に重いです。
中国からの出国手続き
中国出国前に健康調査。
具体的にはスマートフォンを使ってWechatから出国手続き用のミニアプリにアクセスし、名前や生年月日、パスポート番号や中国での住所、中国国内の関係者(友人でもOK)の名前と電話番号、搭乗予定の便名や座席位置、過去14日間どこにいたか、感染者との接触の有無などを事細かに入力し、出力されたQRコードを検疫官に提出。
手書きの入力シートのようなやわなものはないので、スマートフォンを持っていなかった場合は軽く詰みです。
このあたりは子供から老人までほぼ全員がスマートフォンを所持している中国ならでは。
万が一スマートフォンを紛失したりバッテリーがなくなってしまった場合は最後の手段として誰かにお願いして入力してもらいましょう。
搭乗
晴れて出国手続きが済んだら搭乗。
いくら人の往来が減っているとは言え、一日に飛ぶ便数はそれ以上に激減しているので機内はかなり混雑しています。
日本到着
この先の検疫所が混雑するのを見越してか、前の座席から少しずつ飛行機を降ろされます。
一番後ろの座席だった場合は数時間待たされそうな混雑具合だったので、座席指定ができる場合は極力前の座席にすることをおすすめします。
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検疫
通常は入国審査→預け入れ荷物のピックアップ→税関
という流れで入国しますが、入国審査の前に検疫があります。
飛行機から少しずつ降ろされたのにも関わらずここで渋滞。
日本人が提出する必要があるのは質問票と健康カードの2つ。
質問表は先程の質問表Webに入力することで表示されるQRコードを提示すればOK。
健康カードは記入項目が僅かなのでそれほど時間はかかりません。
にも関わらずここまで渋滞しているのは質問表Webが重すぎるから。重い上にタイムアウトまでの時間も短く「面倒な入力をしたのに全部消えた」という声もチラホラ。
本来はスマートフォンを持っていない人や、使いこなせない一部の人のために用意されたであろうPCと、QRコードを印刷するためのプリンターですが、質問表Webがあまりに重すぎてフル稼働。
空港職員も付きっきりで本末転倒すぎる気がします。
質問表のQRコードと健康カードが揃ったら臨時窓口へ提出。
チェックが終わるとこんな青いカードを渡されます。
これをこの先の検疫窓口へパスポートと共に提出。
その後は通常の入国手順と同じで自動化ゲートをくぐるだけなので割愛。
荷物のピックアップ
割と前の順番で飛行機を降り、質問表の入力に手こずる人々を追い抜く形でここまで走り抜けてきたのですが、既に荷物は全てコンベアから降ろされていました。
壮観ではあるものの、自分の荷物を探すのに一苦労。
着陸からここまで1時間以上経っています。
席順が後ろの場合は着陸から空港を出るまで2,3時間かかるかもしれません。
中国出国の際に行う
「チェックイン→スマートフォンで質問事項に回答→QRコードの出力」は、日本の入国の際に行う手続きと全く同じ。
中国ではチェックインが始まったのが離陸の2時間前にも関わらず全ての乗客が滞りなく手続きを終えて離陸できたのに対し、日本では長蛇の列が。
中国のように「スマートフォンを扱えない人に人権はない」というスタンスもどうかと思いますが、日本側ももう少しやりようがあるんじゃないかと質問表Webの異常な重さを体感した一人として思わざるを得ない一日でした。
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