世界中で大ブームになったPUBG、そのスマホ版クローンとなる荒野行動。
PUBGもスマホ版となるPUBGmobileをリリースし、スマホFPSが一つのゲームジャンルとして定着しました。
fortniteもスマホ版をリリースし、今後他社もスマホFPSに参入してくるものと思われ、それに伴ってスマホFPS用の周辺機器市場も賑やかになってきています。
筆者は以前キーボードとマウスでFPSを遊んでいました。
PS3やPS4のFPSを遊んでみてもパッドではまともに操作できず毎回ストレスで投げてしまいます。
PC以外でFPSを遊ぶのはありえないという固定観念が出来上がってしまったのでスマホ版FPSも「どうせ操作性が最悪なんだろう」と思い込んでいたのですが、先日友人の端末で遊ぶ機会があり、少し触ってみたところパッドよりも快適に操作できる部分があることに驚きました。特にエイムのしやすさは個人的にパッドより上に感じます。
これは少し改善してやればキーボードとマウスの操作には及ばなくともパッドよりは快適に遊べるんじゃないかと周辺機器を色々と買い集めてみたので、その紹介をしていきたいと思います。
※ハードウェアチートに抵触する可能性がありますので使用は自己責任でお願いします。
※スマホと固定する際スマホ本体に負荷がかかり破損する可能性がありますので装着には細心の注意を払って下さい。
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1.スマホFPS用トリガーコントローラー
普通は右手親指でエイムとトリガーの両方を操作することになりますが、その操作を余った人差し指で操作できるようにするアイテムです。
これにより右手親指をエイムのみに集中させることが可能になります。
また、右側にも装着することでそれぞれの人差し指にトリガーとスコープの覗き込みを割り当てることができ、よりパッドでの操作感に近づきます。
仕組みは至ってシンプルでアナログ。人差し指でトリガーを押し込むと電導性のある素材で出来た可動部がディスプレイに接触し、画面をタッチしたとスマホが認識するという仕組み。
※以下スマホFPS用周辺機器の紹介となりますが、様々なメーカーが様々なデザインのものを出しており、さらに様々なセラーが仕入れて売っているため名称がまちまちになってしまっているので、特徴から勝手に命名しています。
1-1.赤いの
左が表側、右が裏側。裏側のクリップを使ってスマホを挟み込んで固定できるようになっています。
アクセントの効いた色使いがいかにもゲーム用デバイスといった感じ。
装着するとこんな感じ。
人差し指でトリガーを押し込んだ時のクリック感が気持ちいい。
1-2.黒いの
こちらも仕組みはエントリーナンバー1「赤いの」と同じ。
伝導体となる金属製メッシュがむき出しになっています。
固定方法は「赤いの」と同じくクリップ式です。
こちらはクリック感がないタイプ。どちらがいいかは好みが分かれると思います。
落ち着いた色なのでデザインはこれが好みです。
1-3.透明なの
2番の「黒いの」を金属製にしたような感じ。
金属部分がぐらぐら動く上に持ち運ぶ時もカチャカチャ動くので最悪でした。
一応クリック感のないタイプとなっています。
1-4.透明なの(左右両用タイプ)
銅っぽい色の金属がむき出しのタイプ
こちらは左右どちら側を押しても反応するようになっています。 装着時に左右を気にする必要がないので2つ装着する時に便利です。
固定方法は同じくクリップ式で、クリック感のあるタイプ。
この手のトリガーキーはハードにプレイする人にとっては消耗品になりそうなので、左右どちらが壊れても同じものを買えばいいので便利です。
それを見越してか4つセットで売っている店もいくつかありました。
1-5.小さいの
こちらは上の4つとは少し違う方向からアプローチをしてきています。
クリップ式ではなくネジ式で伝導部と挟み込んで固定するようになっています。
トリガーは金属製
特徴はディスプレイへの干渉面積が最小限に抑えられていること。
クリップ式のものと比べると違いは一目瞭然。
スマホの小さな画面で操作する以上、視野の広さは快適度に直結します。
そしてさらに大きな特徴はクリック部が背部にあること。
配置を工夫すれば中指で操作することもできるので、1~4番の人差し指で操作するものを取り付けた上にさらにこれを装着することで、インベントリの開閉や回復アイテムの使用を中指で行うことができます。
1-6.DIVI スマホFPScontroller
【2018.10/5追記】
中国ではまだまだスマホFPSブームが続いており、毎日のように新商品が登場しています。よさげなコントローラーを見つけたので追記します。
DIVIというメーカーのコントローラー
スプリングで伸縮する構造になっており上下に挟んで固定するタイプ
ネジでさらに強固に固定できるようにもなっていますが、スプリングで十分に固定できます。
背面にトリガーがあり、アナログでクリック感のないタイプなのがやや残念
左右にダブルで装着した場合
ディスプレイを挟んで固定するタイプではないので、画面への干渉面積も必要最小限になっています
この手のコントローラーとしてはやや高めなだけあってかなり精巧に作られており操作感は申し分ありません。
ただ、背面にトリガーが位置する関係上スマホ本体のグリップにやや難儀します。
これを使うのであれば別途グリップを購入するのをお勧めします。
トリガーコントローラー設定方法
設定方法は全て共通で、トリガーコントローラーとディスプレイの接触部に割り当てたい操作を配置するだけ。
↑左手人差し指にトリガー、右手人差し指にスコープの覗き込みを割り当てる場合。
勿論逆でも大丈夫ですし、その他の操作を割り当てることもできます。
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2.スマホ用パッド型グリップ
両手の人差し指を使って操作するということは普段スマホを支えている指が一本外れ、グリップが不安定になってしまうということ。
それを解消するのがグリップを補助してくれるパッド型グリップです。
2-1.たまご型グリップ
スマホ用のパッド型グリップとは思えない見た目
引っ張ることで左右に分かれ
2つのパーツを接続して
あとはここにスマホを挟み込むだけ!
2つのパーツの結合部はスプリングのようになっているのできっちりホールドしてくれます。
手のひらで支え、親指と人差し指で操作するという感覚はゲームパッドと全く同じ。
使わない時は小さく折りたたんでおけるのはかなり便利です。
2-2.折りたためないグリップ
1番のたまご型とは違ってまさにゲームパッドといった感じの見た目。
左側にはアナログパッドが付いています。
こちらも同様に挟み込んで固定します。
PSのデュアルショックのような形になっているのでグリップ感は最高。さらに折りたためないぶんスプリングが強力になっているので、たまご型よりぐらつきが少ないです。
ただ、スプリングが強力すぎてスマホ本体に影響がないか不安になります。また、ディスプレイ部に多少干渉する形状になっているので、保護フィルムを貼っている人は装着時に細心の注意を払わないと保護フィルムが剥がれたり保護ガラスが割れたりする可能性があります。(体験談)
背部のパーツを立てることで机に置いたまま遊ぶこともでき、力を入れなくてもスマホをしっかり固定できる上に
ゲームに疲れたらこのようにスマホスタンドのように使って動画を見たりすることもできます。
近未来感のあるゲーム機のようなデザインが素敵すぎてこの写真を撮れただけでこれを買った価値がありました。
3.スマホ用アナログパッド
移動に使う左手親指。ゲームパッドの十字キーやアナログスティックは基準となる位置が触覚でわかるのですが、スマホのタッチ操作の場合はそれが分からないのでいちいち目で確認する必要があります。
大きく操作性を損なっているこの欠点を解消するのが画面に貼り付けて使用するアナログパッド。
2-2.で紹介した「折りたためないグリップ」にも付いていたのですが、やはり取り付ける位置は自分で調整したいもの。
ということで最後はスマホ用のアナログパッドの紹介になります。
指を離すとちゃんと中央のニュートラル位置に戻ってきます。
裏側は簡単な吸盤のようになっており、操作中に横滑りすることもなく、また外したい時はほんの少し引っ張るだけで外すことができるようになっています。
このようにディスプレイに直接貼り付けて使用します。少し視界が狭くなるのが欠点。
無残に浮いた保護フィルム(涙)
操作性は良好そのもの。指を離せばニュートラル位置に戻ってくるのでいちいち目で移動キーを追う必要がなくなり、エイムや索敵に集中できます。
ただ、移動中にみょーんと指を上に引っ張ってダッシュする操作ができなくなるので、ダッシュボタンを押してダッシュする操作には慣れが必要です。
4.スマホFPS用周辺機器を色々組み合わせてみたけど…
私はこの組み合わせに落ち着きました
1-1.「赤いの」
2-1「たまご型パッドグリップ」
に、「スマホ用アナログパッド」を貼り付けた形ですね。
トリガーコントローラーは「赤いの」と「黒いの」で悩んだのですが、やはりクリック感のあるものが操作していて気持ちよかったのでこうなりました。
スマホFPSが大ブームの今、各メーカーが競うように新商品を開発しています。
新商品が日替わりで出てきているような状態なので、数ヶ月もしたらより快適に操作できるものが登場するとは思いますが、しばらくはこのセットで遊んでみたいと思います。
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コメント
1-5の、「小さいの」に対して質問ですが、
背面の押すところに斜めの金属(伝われ)で、触れると反応するっぽいところがあるじゃないですか、
この部分って、触れた瞬間に反応しますか?それとも押し込むと反応する感じですか?
どうも押し込むと反応する設計になっているようですが、遊びが少ないためか、使用しているうちに接触するだけで反応するようになってしまいました(涙)
今は改良版が出ているようなので、時間があればまたレビューをしてみたいと思います。