任天堂のニンテンドークラシックミニシリーズの成功を受けて、SNKもNEOGEOminiの発売を発表しました。
発売日は7月24日、Amazonや公式サイトでの予約受付が本日から始まっています。
価格は税抜き11,500円とやや高めで、まともに遊ぶための専用パッドを2つ追加で購入するとなると20,000円近くなってしまいます。
ニンテンドークラシックミニが受けた理由は本体だけではなく価格も手のひらサイズだったからというのも大きなポイントだったと思うので、なんとなくコケそうな気がしています。
それはさておきここからが本題です。
今日NEOGEOminiのニュースを見てデジャヴを感じ、少し考えてみたところ
これまんま中国でよく見た○○in1系のパチモノゲーム機じゃんw
と今更ながら気づいてしまいました。
販売元が公式になっただけの話なんですね。
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中国のパチモノゲーム文化
無法地帯だった頃の中国では
コピーROMやハックROM
複数のソフトを一本のカードリッジやメディアに詰め込んだ○○in1系のゲーム
さらにはハードウェアと○○in1ゲームを一体化した謎のゲーム機が大量に出回っていました。
こういったカードリッジや
少し最近になるとこんなものも。
日本でもリサイクルショップなんかで見かけたことがある人は結構いるはず。
一時期は道端やおもちゃ屋やゲームショップ、さらには大手家電売場でも普通に売られていたパチモノゲームですが、最近街ではとんと見なくなりました。
ゲームするならスマホで遊べるし仕方ないと言えば仕方ないのですが、なんだか少し寂しい気持ちになります。
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中国パチモノゲームの現状
ネットではまだ売ってるのかなあと淘宝で検索してみると、出るわ出るわの大バーゲン。
独創性に溢れた商品を眺めているとニンテンドークラシックも中国のパチモノ文化から着想を得たのかと思えてきます。
ということで検索して出てきた一部を紹介していきます。
携帯型スーパーファミコン
コントローラーを挿して二人で遊ぶこともできそうです。
NEOGEOのゲームが800本以上詰まった筐体型
20インチ前後のディスプレイのものは15,000円
30インチのものでも30,000円程度、しかも送料込み!
NEOGEOmini買うならぼくこれ買うよ!というツッコミは置いておいて
こちらは知る人ぞ知る小覇王というメーカーの出しているHDMI端子を搭載したファミコン互換機。
本体のみで4,000円強、500本のゲームが入ったカードリッジがセットで5,000円とこちらもお買い得。
こちらは10機種分のエミュレータが搭載された携帯型ゲーム機。
CP1、CP2/NEOGEO/GBA/FC/SFC/MD/GBC/GB/ゲームギア/ワンダースワン
のゲームが遊べるようです。
こちらはソフトが20本遊べるGBAのカードリッジ。
まさかあの小さなカードリッジに!と容量よりも面積(印刷的な意味で)が心配になります。
あのファミコンがまさか掌サイズに!?
しかも600本もゲームが付いて2,500円!?
まさかあのスーパーファミコン(略)
こちらも2,500円で621本のゲームが遊べます。
NEOGEOminiのパチモノが出るのが待ち遠しいです。
まとめ
中国人もゲームを楽しむために買うわけではなく、日本人と同じように子供の頃に遊んだゲームを遊んで懐かしむために購入しているようです。子供の頃に遊んだパチモノを懐かしむためにパチモノを購入するというループが見事に形成されています。
著作権にも厳しくなってきた中国。
ネット上で大手を振って販売されているところを見ると、どうにかして権利関係はクリアしているのだと思います。(と信じたい)
全盛期は過ぎたとはいえ今後も独創的なゲーム機が生まれてくることは間違いなさそうです。
あの頃のワクワク感はネット上にはまだまだ存在した!
中国のパチモノゲームの歴史と考察を面白おかしくまとめた記事があったのでリンクを貼っておきます。

小型パチモノアーケードゲーム機に関する記事も書きました

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コメント
2個目の筐体の商品名を教えてください!
ちなみにこれは日本に発送できるんですかね?(他力本願ですいません)
https://item.taobao.com/item.htm?spm=a230r.1.14.16.2ce5ffacgwqKEC&id=568787569354&ns=1&abbucket=9#detail
こちらの商品です。
輸出手続きで商品価格以上のお金がかかるであろうこと、よしんば無事に出港できたとしても税関で止まる可能性が高いことから残念ながら日本へ持っていくのは現実的ではないと思われます。