OnePlus5T購入から約1週間が経ちました。
無印OnePlus5から乗り換えた形になるので、主にOnePlus5との比較という形で詳細をレビューをしていきたいと思います。
まずはOnePlus5Tと無印OnePlus5のスペック比較から
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OnePlus5TとOnePlus5のスペック比較
OnePlus5Tと無印OnePlus5のカタログスペックになります。
OnePlus5T | OnePlus5 | |
発売日 | 2017年12月 | 2017年6月 |
CPU | Snapgragon835 | Snapdragon835 |
RAM | 6/8GB | 6/8GB |
ストレージ | 64/128GB | 64/128GB |
解像度 | 2160×1080(px) | 1920×1080(px) |
バッテリー | 3300mAh | 3300mAh |
メインカメラ | 広角1600万画素IMX398 広角2000万画素IMX376K デュアルレンズ |
広角1600万画素IMX398 望遠2000万画素IMX350 デュアルレンズ |
フロントカメラ | 1600万画素IMX371 | 1600万画素IMX371 |
サイズ | 156.1x75x7.3(mm) | 154.2×74.1×7.25(mm) |
重量 | 162g | 153g |
SIMスロット | デュアルSIM | デュアルSIM |
アンロック機能 | フェイスアンロック/指紋認証(背面) | 指紋認証(ホームキー兼用) |
BAND | FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ 19/20/25/26/28/29/30/66 TDD-LTE: Band 34/38/39/40/41 TD-SCDMA: Band 34/39 UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8 CDMA: BC0 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ 19/20/25/26/28/29/30/66 TDD LTE: Band 38/39/40/41 TD-SCDMA: Band 34/39 UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8 CDMA EVDO: BC0 GSM: 850/900/1800/1900 MHz |
定価 | 2999元/3499元 | 2999元/3499元 |
という具合にあまり大きな変化はなく、
・ディスプレイサイズ、パネルの変更
・リアカメラの構成変更
・本体サイズの変更
・フェイスアンロック機能の追加
・指紋認証センサーが背面へ移動し、正面下部にあった物理センサーキーの廃止
と、これくらいの変更に留まっています。
変更点があまりないということは、異常に広い対応バンドや、デュアルSIM対応という大きな特徴もそのままということ。
心臓部のCPUはSnapdragon835が引き続き採用されています。その他メモリやストレージユニットも同じものが採用されているようで、私が計測したAntutuベンチマークスコアもOnePlus5Tの180,996に対し、無印OnePlus5は180,809と完全に誤差の範囲となっています。
Snapdragon835はその動作の早さや省電力性で、Dashchargeの充電の早さと相まって「一日一時間の充電で一日中快適に使用できる」モバイル用途としては既に完成されていると言っても過言ではないCPUなので、今のところ全く不便は感じていません。
OnePlus5Tで変更された点を無印OnePlus5と比較していきます。
いいところはそのままに、その他細かな点をブラッシュアップしてきたという印象のOnePlus5Tですが、変更点が必ずしもプラスになっているともいえず、気になる点も多少ありました。
大型化し、9g重くなっています。
本体がやや大型化され、重さも9g重くなりました。
無印OnePlus5の時点でやや大きく感じていた本体ですが、それでも許容範囲ではありました。OnePlus5Tを手に持つと、実際に大型化された以上に大きく感じます。
どうも無印OnePlus5とOnePlus5Tの大きさの間に個人的な「大きいと感じる」しきい値があったようです。
ベゼルが細くなっても本体が大きくなっていたら本末転倒なような気がしてしまいます。
またディスプレイの上端が上部に移動してしまったことで、ディスプレイ上部から下に向けてスワイプすることで表示していた通知領域が呼び出しづらくなってしまったのではないかと思ったのですが、背面の指紋センサー部分を上から下に向けてスワイプすることで通知領域を呼び出せるように設定することができます。
これは純粋に使いやすい機能なので購入したら真っ先に設定することをお勧めします。
ロック解除方法のメリットとデメリット
OnePlus5Tにはフェイスアンロック機能が追加されました。
認証速度は指紋認証とほぼ変わらない爆速で、本当に認証しているのか不安になるレベルではあるのですが、スリープ画面からフェイスアンロックをするためには結局のところ電源ボタンを押してウェイク状態に移行する必要があるため、それなら指紋認証を使用すればいいような気がします。
一応設定画面から「ダブルタップでスリープ解除する」設定をオンにすることで使い勝手が増します。
個人的には指紋認証センサーが背面に移動したことによるデメリットを多く感じます。
というのも私は机にスマートフォンを置いて使用することが多いので、これまでは前面にある指紋認証センサーに指を当てるだけの1アクションでロックが解除できていたものが、画面をダブルタップしてウェイク画面呼び出し→ロック画面で上にスワイプさせてパターン入力画面を表示→パターン入力と3アクションを要するようになってしまいました。
ダブルタップ→フロントカメラ部位に顔を持っていくという技も使えなくはないのですが、会社でこの動作をしていたら隣に座っている人に笑われてしまいました…
ディスプレイの大型化
ディスプレイが大きくなり、解像度が1920×1080から2160×1080になりました。
表示可能領域が240px分縦に伸びたことになりますが、そのうち半分の約120pxほどが戻る、ホーム、タスク切り替えのソフトウェアキー表示領域に割り当てられているため、残りの120pxが追加で使用できる領域ということになります。
比較用としてPC版yahoo.co.jpのトップページを表示させ、スクリーンショットを撮影
かなり多くの情報が1画面内に表示できるようになっているのがよく分かると思います。
縦に長くなったこのディスプレイはマルチウインドウで真価を発揮します。
上部にyoutubeを最小化して表示、下部にブラウザ画面を表示しています。
増加した120pxという表示領域をメインウインドウに全て割り当てることができるため、使い勝手が増しました。
ディスプレイの発色
ディスプレイパネルの変更でディスプレイの発色も変化しており、少し寒色系の表現になっています。
どう2台を並べて撮影しても色がうまく表現できないので言葉で表すと、赤はやや柔らかくなり、緑は青はより青らしい青に、緑は少し濃くなり、全体的に少し黄ばんで見えた無印OnePlus5のディスプレイに対して、OnePlus5Tのディスプレイは白くなっています。
全画面表示のアプリ使用について
こちらは無印OnePlus5でyoutubeを全画面再生している状態
OnePlus5Tで全画面再生している状態
動画コンテンツや全画面表示のアプリの多くは16:9というアスペクト比に合わせて設計されているので、左右の表示可能な領域が無駄になってしまっています。
一応youtubeアプリは16:9以外のスマートフォン以外のことを考慮し、ピンチアウトすることで拡大表示ができるようになっていますが、今度は上下が見切れる形になってしまいます。
その他、ゲームアプリなどでは16:9での使用を想定されているものも多いため、レイアウトの崩れが発生する可能性があります。
操作キーが物理キーからソフトウェアキーに変更
youtubeを含め、全画面を使用するアプリケーション起動中はソフトウェアキーが非表示になるものが多いため、ホーム画面に戻りたかったり戻るキーを使用したい場合は画面上部から下部に向けてスワイプ操作をして通知領域を呼び出し、ソフトウェアキーを表示させる必要があります。これはかなり面倒くさいです。
背面指紋認証センサー部分を上から下に向けてスワイプすることで通知領域を呼び出すことも可能ですが、どちらにしろ面倒くさいことには代わりありません。
こちらはアプリケーション側の問題、現時点でアスペクト比16:9以外の端末はまだまだマイノリティ。今後各社が大画面の端末を発売してくれば、アプリ側が対応してくれるのではないかと思います。
ゼリースクロール現象の解消
無印OnePlus5ではゼリースクロールという現象が報告されていました。
詳細については下記の記事をご覧下さい。

この現象についてはディスプレイパネルが変更されたことにより完全に解消されているようです。
カメラの性能比較、実際に写真を撮り比べてみました。
同じ画角で同じ被写体を撮り比べてみました。
暗所で強いと謳うOnePlus5Tだけに、撮影時間は夜7時~10時。完全に日が落ちた後の撮影です。
設定はどちらもオート設定になっています。
暗所のオートモードでの撮影、OnePlus5Tの写真はOnePlus5に比べて全体的にISO感度が下がっており、シャッタースピードはほぼ変わっていません。
サブレンズによって光量が補われているのがよく分かります。
OnePlus5Tの写真はノイズがあまり乗っておらず、明るいところは明るく、暗いところは暗く、夜景を綺麗に撮ることができそうです。
特に街頭の光のみで撮影した一番最後の写真、レンタル自転車で形成されたオブジェの写真ですが、OnePlus5ではノイズだらけで輪郭すらはっきりしないのに対し、OnePlus5Tではそれなりに見れる写真になっているのではないかと思います。
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OnePlus5Tの性能まとめ
Snapdragon835を搭載し、フェイスアンロック、デュアルレンズと最先端のカメラセンサー、大画面のディスプレイを搭載したOnePlus5T。ハイエンドモデルと比較しても見劣りする点はあまりありません。
現在日本で個人輸入する場合の価格は8GB/128GBモデルで70,000円程度と中国国内で購入場合に比べてやや高くなっていますが、それでも各社フラッグシップ機と比べた場合、お買い得な価格になっているのではないでしょうか。
無印OnePlus5との変更点を比べるとメリット、デメリット両方を感じてしまう結果にはなりましたが、これは無印OnePlus5の時点で既にほぼ完成されたスマートフォンであったがためなのではないでしょうか。
無印OnePlus5を現時点で使われている方に買い替えはあまりお勧めしませんが、ゼリースクロール現象でOnePlus5購入に二の足を踏んでいた方、前世代のスマートフォンをお使いの方には是非とも買い替えをお勧めしたいスマートフォンに仕上がっています。
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コメント
One Plus 5Tって、従来通りパターンロック使えるんですか?
従来通りのパターンロックも使用できます。
指紋認証、フェイスアンロック、パターンロック全てを同時に設定することもできます。