公式発表からパッケージから何までカメラ性能を前面に押し出してきているOnePlus5。
それもそのはず、カメラの命であるセンサーには親会社であるOPPOがSONYと共同開発したIMX398を搭載し、広角カメラにはf1.7という明るいレンズを搭載しています。
その力はいかほどでしょうか。
実際に何枚か写真を撮ってきたので、機能の紹介と性能のレビューをしていきたいと思います。
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基本機能の紹介
カメラを起動したところ。
オートモードではフラッシュ切り替え、アスペクト比の切り替え、HDRのON/OFFとセルフータイマー撮影機能と、お馴染みの機能が並んでいます。
動画撮影モード。
720P、1080P、1080Pの60FPSの3モードで撮影可能です。
動画を少し撮影したところ、リアルタイムファインダーではかなり手振れしていても、出力された動画を再生するとピタッと手振れが抑えられているので、かなり高性能な電子手振れ補正機能が搭載されているようです。
ポートレートモード。当然画角は望遠レンズ側等倍に固定されます。
簡単に切り替えられるのはこの3つのモードですが、ハンバーガーメニューアイコンをタップすることで
プロモード、コマ撮り、スローモーション、パノラマ撮影機能を選ぶことができます。
ポートレートモード
設定でポートレートモード撮影した場合の元データも同時に出力できるようになっています。
こちらが元データ
こちらがポートレート撮影でぼかし加工されたデータ。
若干不自然な点がありますが、木の枝4本がうまく4レイヤーとして表現できているのではないでしょうか。
鬼門である、境界が曖昧な写真も撮影してきました。
元データ
ポートレート加工データ。
やはり境界線が細かい場合ははうまくぼかし加工ができていないようで不自然さが際立ちます。
プロモードについて
画面上にISO感度、シャッタースピード、色温度と、ヒストグラムデータが表示され、画面中央にはデジタル水準器も表示されており、水平が取れると白から緑へ色が変化します。
RAWデータを出力するかどうかはこの画面から設定します。
ISO感度とシャッタースピード
色温度の調整
焦点距離の手動調整が可能です。オートフォーカスも高性能ではありますが、映り込みがある被写体を撮影する時に便利です。
プロモードは完全にカメラのマニュアルモードのようになっており、例えばISO感度に100で固定して撮影した場合、シャッタースピードを自動に設定してもかなり暗い画像になってしまいます。
ヒストグラムとプレビューを見ながらシャッタースピードを調整する必要があるため、一枚撮影するだけでもかなりの時間がかかってしまいます。
絞り調整は当然できず、実質ISO感度とシャッタースピードの2つで調整するしかないのだから、手動で設定したもう一方は自動で調整してくれてもよかったのではないでしょうか。
実際に撮影してみた
かなり色鮮やかに写る印象
いい感じに曇っていたので今回は外でも撮影してみました。
転送量の関係で画像を圧縮していますが、元データでは遠くに写っている人の表情も見て取れます。
あまり寄っていないのに背景もしっかりぼけ、三層になっている花壇の立体感が表現できています。
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OnePlus5のカメラ性能総評
IMX398とf1.7レンズを搭載したOnePlus5。
最強と言えるカタログスペックを誇るOnePlus5ですが、そこまでするのに何故光学手振れ補正を採用しなかったのか疑問でなりません。
やはり手振れ補正に関してはデジタル式ということでそこまでの性能はなく、光量が不足している場所では簡単に手振れしてしまいます。プロモードでISO感度を上げてシャッタースピードを稼ぐにも数ステップの操作が必要で、尚且つノイズだらけになってしまいます。。。
ただ、それでもOnePlus5はカメラを一番の売りにしているだけあり、かなり高性能にまとまっているイメージです。
近景、遠景ともに鮮明に写り、IMX398センサーとf1.7レンズの組み合わせは伊達ではありません。
弱点は前述の手ぶれ補正機能だけなので、手振れ補正の必要がない晴れた日の室外であればカタログ通りのスペックを引き出せ、スマホ史上最高レベルの写真が撮影できるのではないでしょうか。
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