愛用しているMi Notebook Air13.3のバッテリーが妊娠しました。
出張に携帯し、ホテルに着いて作業をしようとバッグから取り出した時何か違和感が。
上からの写真だと少し分かりづらいのですが
横から見るとはっきりとトラックパッドのあたりが盛り上がっているのがわかります。
トラックパッドも浮き上がってしまっており、作業に差し支えるレベルです。
本体面の変形により折りたたんだ際にディスプレイと噛み合わず完全に閉じることができません。
無理やり閉じるとディスプレイが破損する可能性があるので、この状態で閉じるのは厳禁。
少し前から机に置いた時に少しガタつく現象が起こっていたので、今思うとその時点でバッテリーが少し膨張しており、今回飛行機に乗った際に気圧の変化で一気に膨張が進んだものと思われます。
携帯性が高く、現役でストレスなく使えており、何より愛着のあるPCなのでバッテリー交換をすることにしました。その作業録です。
※バッテリー交換作業はSSDの増設作業に毛が生えた程度の難度ですが、分解作業となりますので破損の危険が伴うこと、また販売店やメーカーによる保証が効かなくなるため、あくまで自己責任で行って頂くようお願い致します。
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バッテリー交換作業録
Mi Notebook Air13.3用バッテリーの購入
Mi Notebook Air13.3に適合するバッテリーの型番は「R13B01W」または「R13B02W」となります。
「R13B02W」の方が容量が大きく、また今回膨張したバッテリーは「R13B01W」だったため私は「R13B02W」を購入しました。
Mi Notebook Air用のバッテリーはAliexpressで販売されているので、それなりに販売実績があり、なおかつ評価も付いている店へのリンクを貼っておきます。

値段や送料がまちまちなので、送料込みの価格、配達までの予想日数、販売数、評価を参考にして下さい。
裏蓋を外す作業
Mi Notebook Air13.3の内部には背面からアクセスします。
ネジ止め箇所は計8箇所
上部中央のゴム足の下にも一箇所隠しネジがあるので注意。
ネジは「T5」規格のトルクスネジ。
余談ですが、日本のホームセンターで購入した上の精密ドライバーはゴミです。ネジ穴に少し力を込めるだけでビットが内部に潜り込んでしまいます。
トルクスネジの場合押し付ける力は最小限でいいけれど、プラスネジを回す場合は致命的。欠陥商品と言ってもいいレベル。
ということで中華ドライバーセットのこれがおすすめ。
マグネットで固定するタイプなので着脱も楽楽。
裏蓋のネジ。長さの異なるネジが使用されているので注意。
蓋を戻す際に間違った長さのネジを無理やりねじこむと本体が破損する可能性があります。万全を期するのであれば、ネジを外した部分の横に一つ一つテープで貼り付けていくのがいいと思います。
私は適当なのでそんな面倒くさいことはしませんが。
ちなみにネジの長さを間違えた上で強引にねじこむとこういうことになります。
前回キーボードを交換した時の破壊痕。
裏蓋と本体を慎重かつ大胆に剥がしていきます。分解用のヘラがあるといいのですが、私はそんなものは持ち合わせていないのでマイナスドライバーで無理やり剥がしました。
バッテリーの取り外し
裏蓋を剥がすとこんな感じ。
この角度からだとバッテリーの膨張がよく分かりませんが…
角度を変えて見るとこんな有様。そりゃ筐体も変形します。
ネジ止めされているのは左右二箇所。プラスドライバーで外します。
バッテリーとマザーボードの接続部に写真手前の方向から爪を引っ掛けて上方向に力を掛けると片側が浮き上がります。あとは適当にバッテリーを持ち上げて軽くガチャガチャすることでもう片側も外れます。
無残な姿。
新しいバッテリーの取り付け
こちらが私が今回購入した「R13B02W」
おまけでT5ドライバーが付いてきましたがあまりに精度が悪すぎます。精度が悪いドライバーを使うと最悪ネジ穴が潰れるのでしっかりしたものを使いましょう。即ゴミ箱行き。
片側の爪がひん曲がっていました。販売店のカスタマーレビューを見ると同じように曲がっている写真がアップロードされていたので、もしかすると仕様かもしれません。
まあ爪が完全に折れていない限り実用性に全く影響はなさそうなのであまり深く考えないのが吉。
取り付けは取り外した時と逆の手順で。
手前から奥に向かってスライドさせる感じで奥側を引っ掛け
奥側がひっかかったら手前側を上から下に押し込みます。
ケーブルが少し長めなので、取り付け前に少し曲げておくと収まりがいいかもしれません。力をかけすぎて断線しないよう注意。
線を繋げたらバッテリーを収めていきます。この位置に爪があります。
爪がある側を先に収め、それから反対側を押し込むイメージで。
あとは2箇所をネジ止めしたらバッテリー交換完了です。
あとは裏蓋をはめ、8箇所を元通りにネジ止めし、隠しネジの位置のゴム足を取り付けるだけです。
ちなみにこのゴム足、上の写真のような角度で片側をはめ
それを軸に90度回転させると簡単にはまります。
交換後の様子
あれだけ盛り上がっていた箇所がフラットに。
トラックパッドも正常な状態になりました。
綺麗に閉じます。
横から見ても何の問題もありません。
あくまで膨張したバッテリーに圧迫されて筐体やトラックパッドが浮き上がっていただけで、金属部が変形してしまったわけではなさそうで一安心。
勿論バッテリーはしっかりと正常に動作しています。
まとめ
元々バッテリー持ちがあまりよくない機種なので、特に駆動時間が短くなっているようには感じませんでしたが、多少なりとも劣化が進んでいたはず。
その上「R13B01W」から「R13B02W」に変更したことでバッテリーの絶対的な容量も増えたので、駆動時間が長くなったのは間違いないでしょう。
今はバッテリーを交換したばかりなので詳しくレポートはできませんが、そのうち駆動時間の変化について追記できればと思います。
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コメント
先日妊娠したとコメントしたものです
この記事のおかげでスムーズにバッテリー交換できました
ありがとうございます。
無事にトラックパッド等以前通りになりました。
無事直ったようでなによりです。
本当に私のバッテリーが妊娠した数日後にコメントがあったのでびっくりしました(笑)