上海市室内禁煙条例施行から一ヶ月、街はどのように変わったか

北京、深センに続き、2017年3月1日から上海市内の公共建物、オフィス内が全面禁煙となりました。

デパートの中で堂々とタバコを吸う人がいたりと、タバコについては正直完全フリーダムだった数年前では考えられない素早い動き。

人民のマナー上昇のために政府も躍起になっており、確実に成果も上がっています。

スポンサーリンク

上海市の禁煙条例の罰則規定について

個人向けには「もし公安に制止されても喫煙をやめなかった場合50元から200元の罰金」と軽すぎる規定。

「ああ、また例の取り締まる気のない形だけの条例ね。」と思いきや、施設の管理者や店舗側には「2000元以上30000元以下の罰金と改善責任を負う」という重い罰則が課されています。

施行前からオフィスや飲食店に対し、「3月1日からこのような禁煙条例が発効するので、それまでに従業員やお客さんに公布しておいてね。」と文書や戸別訪問といった形で警告がなされていました。

末端は取り締まりきれないので、管理責任者に取り締まりをさせる。上手いやり方です。

これを見て「上海政府の面子」がかかった条例だ。と認識した多くの施設管理責任者や飲食店オーナーは、来たる3月1日に備えて施設内や店内に張り紙をして徹底告知、施設外に喫煙所を設けたりと対策を進めていました。

そして施行された3月1日

見せしめ摘発のため、公安の見回りが予想される飲食店は厳戒体制。多くの店では店内で喫煙をしている人がいないか目を光らせていましたが、今回の条例に対する認識を誤った一部の店舗が摘発され、罰金と改善が確認されるまでの営業停止処分となりました。

数日間とはいえ、営業停止処分は飲食店にとっては重い処罰。

これを見た飲食店は、さらに喫煙者に対し、注意を促すよう対策を徹底することになりました。

ということで、3月1日からは「人が多い」施設内で喫煙する人は1人たりとも見かけていません。

「人が多い」とカッコで括ったのは、隠れ家的な店やバーでは喫煙者を何人も見かけているため。

店員に確認したところ、本当かどうかは分かりませんが「うちは話を通しているから。」との返事でした。

そこは流石「何故か怪しいネオンが煌めいている中国」ですね。

電子タバコについて

上海の日系飲食店で見かけた注意書き。

「企業努力ではどうしようもなくご不便をお掛け致します。」という文言から苦しさがものすごく伝わってきます。

複数の日系の飲食店舗に確認しても「電子タバコなら吸っても問題ありません。」という返事。どうやら電子タバコに対しては罰則規定はないようです。

ということで、中国国内では正規販売がされていないIqosですが、最近では中国人の間でも広まってきました。

これについては追って記事を書きたいと思います。

スポンサーリンク

まとめ

3月1日以降、飲食店を含め屋内での喫煙者はほぼ見かけなくなりました。(一部の店を除き)

一度決めたら、ルールを練り上げ厳格に守らせる。という中国政府のやり方は日本も見習うべきではないでしょうか。

酒を提供する飲食店やJTの抵抗で思うように進まない日本の禁煙条例を見ると、中国の一党体制も案外捨てたものじゃないのではないかと感じます。

ちなみに筆者は喫煙者です。肩身、ものすごく狭いです…

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする