こんにちは。お久しぶりです。
ご心配いただくメッセージを何件か頂いているにも関わらずブログの更新が滞っており大変申し訳ございません。
私自身はコロナウイルスに感染することもなく元気なのですが、政府による防疫措置や経済の停止によるてんやわんやでブログに関わっている時間がありませんでした。
生活基盤が既に中国にあり、周囲からも「今は中国が一番安全だから日本へ行くな」と止められており、さらには一度日本へ帰国した場合は中国への再入国ができないため完全に中国に缶詰状態です。
周囲からも帰国を止められているように中国における新型コロナウイルスの蔓延はほぼ収束している状況、一時期は何をするのもままならない状態でしたが、4月に入り普段通りの生活に戻れてきているので今後はこれまで通りブログを更新していけると思います。
新型コロナウイルスが蔓延していた頃、中国ではどのような対策が取られていたのか、また現地の状況を簡単に紹介させていただきます。
▲こちらは2月下旬の上海地下鉄2号線の様子。
上海市を東西に横切り、中国への最大の出入り口である上海浦東空港と中国国内全土へと繋がる上海虹橋火車駅(新幹線駅)を繋ぐ幹線にも関わらずこの閑散とした様。
▲2月中旬頃の街の様子。旧正月は既に明けているにも関わらずシャッターは全て閉まっています。
▲中国では大多数の人間が「小区」と呼ばれる団地に住んでいます。
「小区」の入り口では14日以内に他の都市から来た者ではないこと、また小区に入居していることを証明する通行証の提示と共に検温が義務付けられ、万一発熱していた場合は中に入ることすらできません。万一発熱してしまった場合は帰宅すら許されずチェックメイトです。
▲入居者以外の立ち入りが完全制限されているため、普段は家の門まで届けてくれる出前やネットスーパーマーケットの配達も「小区」の入り口まで。
入り口には臨時の配送地点が設けられているので、ここまで取りに来る羽目に。
▲その横には水や卵などの生活必需用品の無人販売所。
▲宅配便も家の門まで届けることができないので「小区」の入り口で野ざらしに。
▲普段は美しく整備されている花壇もメンテナンスの業者が入れないため悲惨な状態に。
マーガレットなんかは伸びすぎて歩道を侵食している有様。
▲検温はスーパーマーケットやコンビニエンスストアを含めた全ての施設にて。当然マスクの着用も義務化されており非着用者は中に入ることすら許されません。
▲もう少し厳重な機関になるとこちらのスクリーンショットのように過去14日以内にどの都市を訪れたことがあるかという携帯キャリアが提供する情報の提示を求められます。
湖北省等感染がひどい地帯への訪問履歴がある場合は勿論入館することは許されません。
▲近くのショッピングモールの様子。4月中旬なのに未だクリスマスの装飾のまま。
日本でも1ヶ月で新型コロナウイルス自体は収束か
中国では2月頭から本格的に新型コロナウイルスへの対策が始まり、2月の末にはほぼ収束しました。
中国よりも防疫の知識があり、尚且中国を参考にした対策を採っている日本においても一ヶ月程度で新型コロナウイルス自体の脅威は去るものと思われますが、直接的な脅威自体が去ったとしても水面下で燻っている状態には変わりはないのでこの先数ヶ月は緊急事態が続くものと思われます。
心配しているのは日本の企業倫理の低さ。中国では国を挙げて疫病と戦うというスローガンの元に官民一体となって今回の新型コロナウイルスと戦ってきました。
新規感染者が特に多かった2月中においては一ヶ月間の有給休暇や名目上の「一ヶ月間の代休」を与える企業が多く、生活インフラに関わる経済活動以外はほぼ全てストップさせることで僅か一ヶ月で事態を収束させたという経緯があります。
ところが日本の知人の話を聞く限り生活インフラに関わる会社ではないのにも関わらず今現在においても出社を強要されているという話を耳にします。
そりゃあホワイトなライバル企業が活動を停止している中において絶好の商機であるのは分かりますが、日本全体の国益を考えた場合は一刻も早く活動を止めるべきであることは言うまでもありません。
このあたりは日本政府がそのような企業の活動をぶん殴ってでも制限するべきでしょう。
今回の新型コロナウイルス騒動。
私自身反省点がないわけではなく、中国で感染者が出始めた昨年末から日本へ対してもっと注意喚起をしていくべきであったと心より思っています。
正直、春節(旧正月)インバウンドバブルでの中国から日本へ新型コロナウイルスへの持ち込みを日本の経済界が制限することはないことは目に見えていたため、パンデミックの「ヤバさ」をもっと早いうちから日本へ伝えていくべきだったと思います。
悔やまれる限りです。ごめんなさい。
コメント
ご無事でなによりです。今は、日本も躍起になって封じ込めをしていますが、現段階では先行きが見えない状況です。都内の職場には、1.5ヶ月位行って無く、ずっとテレワークです。うちの地域も外出自粛要請が出てますが、比較的緩めでこんな具合で鎮静化するか心配です。
潜伏期間が約2週間という今回の新型コロナウイルス。アメリカやイタリアといった国の感染者数の伸びを見るに初動で全く対応していなかっただろうという印象。
私自身こういった疫学は全く門外漢なのですが、感染リスクが閾値を上回れば感染者は留まることなく増え続け、下回れば次第に収束に向かっていくと考えています。
感染者数の伸びを見るに日本は感染リスクが閾値を下回っているように見えるので中国と同じように近いうちに収束するのではないでしょうか。