11月11日は中国独身の日!2018年T-mall(天猫)の売上額が2135億元(約3.5兆円)を記録

11月11日は中国の独身の日。この日は間違いなく中国インターネット上で一年で一番お得に買物ができる日です。

この文章を読んで下さっている方の中には中国通販で美味しい思いをした方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。今年の独身の日セールを逃した方は来年の独身の日には是非とも美味しい思いを味わってもらいたいです。

中国から海外に向けた越境ECでは11月1日からクーポンなどの形で割引券が配られたりプリセールといった形で値引きが始まり、11日にドン!と原価ギリギリもしくは原価割れの目玉商品が発表される傾向にあります。

普段は胡散臭い謳い文句の100ドルオフ!や使い所のなさそうなクーポンの配布も、この期間に限っては本当にお得なものが多いので騙されたと思って是非是非チェックしてみて下さい。

重ねて言います!11月11日は独身の日です!

と、ここからはやや真面目に…

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2018年度独身の日 T-mall(天猫)の売上額が2135億元(約3.5兆円)を記録

中商産業研究院によると2018年11月11日独身の日(中国では双11と呼ばれることが多いです。)T-mall(天猫)での取引額が
0:00:04の時点で1億元(約16億円)を突破。つまり4秒間で1億元を売り上げ、21秒で10億元(約160億円)、2分5秒後には100億元(1600億円)を記録したと報告を上げています。

その後11月11日01:00の時点、つまり開始から1時間で672.6億元(約1兆円)の大台を突破し、最終的に日付が変わるまでの24時間で2135億元(約3.5億円)の取引額を記録しました。これは2017年の独身の日の取引1682億元を大きく上回る数字です。

恐ろしいのは2分間で1600億円という数字。1600億円/120≒13億円なので、平均1秒間に13億円が取引された。ということになります。

仮に平均注文単価を多めに見積もって10,000円とすると、13億/10,000=13万。1秒間に平均して13万件の取引が発生したという計算になります。私が知る限りサーバーや決済システムに障害が発生したという報告も聞いておりませんので、このわけのわからない1秒で13万という決済とトラフィックをアリババは難なく捌き切ったのでしょう。

この日に備えて綿密に準備をしていたのは間違いないのでしょうが、それにしても空恐ろしさを覚える数字です。

過去を含めた取引額データから見る独身の日

取引額
2009年 5200万元
2010年 9.36億元
2011年 33.6億元
2012年 132億元
2013年 352億元
2014年 571億元
2015年 912億元
2016年 1207億元
2017年 1682億元
2018年 2135億元

2009年に始まった独身の日。今年は丁度10年目という節目になりますが、10年間順調に取引額を伸ばし続けています。中国経済は成長に陰りが見え、消費も落ち込んでいるので2018年の独身の日はもしかすると前年割れをするのではないか。とも言われていたのですが、そんな心配もなんのその。

とはいえ今年の11月11日は日曜日。思い思いに朝から晩まで買い物ができたはずなので、少なからずこの2135億元という取引額に寄与しているはずです。

また、11月11日に集中して注文をさせたいという意図を今年は特に感じました。

来年2019年11月11日は月曜日。もし中国の経済成長が鈍化、縮小しているのであれば取引額という数字を持って表面化してくるのではないかと思います。政府が発表する数字よりも信用できることは政府も承知のはずなので、何らかの介入が入る可能性は十分に考えられます。

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独身の日セールはあくまでカンフル剤…重篤な副作用も

独身の日当日の取引額ばかりが取り沙汰され、独身の日前後に触れられることはあまりないようです。

私も中国のECサイトに出店していますが、独身の日の前後は露骨に買い控えが起こります。ページビュー数が普段よりも明らかに多いのにも関わらず全く売上に繋がらないのです。これは11月11日に何を買うのかお客さんが品定めをしている状態です。

11月1日からこの傾向が始まり、11日に一気に11日間分以上の売上が上がると言った具合。それでも11日間の売上としては上々ではあるのですが、ECの仕事は仕入れや商品ページの作成、広告だけではなく、発送やアフターサポートも大きな仕事です。普段1ヶ月で売り上げるはずの量を1日で捌くのがどれほど困難なことかは想像に難くないと思います。

また、中国の物流は年々発達し、今では遠方でも航空便で運べるものであれば遠方でも翌日配送を保証したり、断言はしないもののよっぽどのことがない限り翌日には配達、遅くとも2日後には確実に手元に届くといったサービスが増えています。

それでも独身の日から1週間程度はまともに物が届きません。街の道路に配達予定の商品が散乱し、宅配員が朝から晩までバイクで配達してもとても追いついていない状態です。

購入者は「独身の日期間だから仕方ないよね。」と許容してくれるのですが、それってどうなんでしょう。「この期間に集中して割引をするなら普段から割引分の予算を売価に還元してくれ」と思うのは私だけではないでしょう。ネットに関係のない業種からしても、今や仕入れに快递(宅急便)を使うのは当たり前。流通が麻痺したらこの期間は仕事がになりません。

ということで今後は独身の日の熱にあてられない冷静な消費者も増えていくだろうということで、存続はしていくとしても今のような狂った状態は徐々に下火になっていくのではないかと予想しています。

京東の取引額は1598億元

業界第二位の京東(JD.com)も取引額を大幅に伸ばし、11月1日から11月11日の11日間での取引額が1598億元(約2兆6000億円)を達成したと発表しました。

一位アリババの2135億元という数字に迫る数値ですが、京東の1598億元という数字は11日間の取引額。両者の間にはまだまだ大きな開きがあると言えるのではないでしょうか。

他のECサイトでも同じく独身の日セールが開催されていたことを考えると一体この日だけでネット上でどれだけの量が取引されたのでしょうか。

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